ピロのブログVer3

Ver2の続きです

車両撮影記 近鉄電車 鉄道イベント

「きんてつ鉄道まつり2019」 五位堂会場の屋外展示

■ 記事概要

 

先日、「きんてつ鉄道まつり2019」が五位堂・高安の2会場で開催されました。

今年も前半は無事終了という事で、「きんてつ鉄道まつり2019」で見られた展示の一部を、簡単にですが、少しずつ振り返っていこうと思います。

今回取り上げるのは、五位堂会場の屋外展示です。


■ 記事本文

こんばんは

今年も「きんてつ鉄道まつり」の時期がやって来ました。2019年度は、10月の19(土)・20(日) から催行という事で、先日に前半の五位堂・高安会場でのイベントが終了。来週には、塩浜会場で後半があります。

今回の記事では、「きんてつ鉄道まつり2019」の展示内容について、先に開催された五位堂会場のものから一部を取り上げて紹介します。

第7記事目 目次

1:はじめに

2:きんてつ車両写真撮影会

阪神1000系

<参考1> 1210F 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

近鉄8400系

<参考2> 8409F 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

<参考3> 8414F 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

近鉄1440系&モワ24系

<参考4> 1438F 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

<参考5> モワ24系 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

3:その他の展示

<参考6> 「休憩電車」 日別の正面 [種別/行先] 表示

4:おわりに

5:リンク集

では、記事内容に移ります。


1:はじめに

事前の予告があった通り、先日10月19(土)・20(日)の二日間に渡って、「きんてつ鉄道まつり2019」が五位堂および高安の2会場で催行されました。

天気予報では、時々で曇り・雨・晴れがあるとの事でしたが、実際その通りでしたね。当日の会場では、場所によって地面のぬかるみが非常に気になったものの、例年通り二日間の開催という事で、両日ないし一日で楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。

さて、ご存知の方もおられるかもしれませんが、10月14日は [新橋-横浜] 間の鉄道開通日という事で、同日は1994年から「鉄道の日」と設定されています。現在の国土交通省によって制定されたこの記念日に協賛するという事もあってか、秋の季節は、駅での催しや工場公開といった鉄道関連イベントの数が比較的多くなっています。(毎年10月11~20日は、「鉄道の旬間」という期間に設定しているそうです。)

<高安検修場/2019-10-19>

それ故、幾つかの事業者で鉄道イベントの開催日が重複するという事もしばしば起こります。

今年度だと、近鉄の近場での工場公開イベントとして、京阪の寝屋川や神鉄の鈴蘭台が被りました。他にも、「駅祭ティング2019 in 天王寺公園」が、天王寺公園エントランスエリア「てんしば」で開催されており、目的に応じて各所で人が分かれたように思います。

今年度の私は、昨年に引き続いて、掛け持ちせずに近鉄のみを訪問。なので、五位堂・高安会場共に比較的のんびりと見て回る事が出来たように思います。

今記事では、「きんてつ鉄道まつり2019」の簡単な振り返りという事で、前半開催のイベントにおいて、五位堂会場の屋外展示で個人的に注目できた内容を簡単に紹介します。

※ 以下、一部を除く、特記以外は全て [五位堂検修車庫/2019-10-19or20]

2:きんてつ車両写真撮影会

五位堂会場では、毎年様々な数の展示が行われていますが、その中でも長年続いている展示の一つが「きんてつ車両写真撮影会」です。

現役の近鉄車両の内から数編成をピックアップして並べてくれるのが通例で、そのラインナップは毎年で変化。今までだと、花形特急電車を並べた王道的な並びから、その年ごとで注目されるような車両を一部織り交ぜた並びに、車種を絞ったマニアックな並びまで、様々にありました。

基本的に、晴天下で正面順光時も影が掛かりにくい、かつ撮りやすい位置で留置されるので、車両の正面や並びといった記録を考える人間からすれば、「きんてつ鉄道まつり」を毎年の楽しみにしてくれる展示の一つだと思えます。

さて、今年の展示車両は、↑の通り。今年は阪神電車も来場し、パッと見では、カラフルという印象を抱かせる並びだったように思います。受けが良いのは、10代以上の…といったところでしょうか。まあ、分かりませんが。

撮影会中の車両は、昨年に引き続き、前照灯・種別灯を点灯させた状態での展示でした。今年はどうなんだろう…と、個人的にそこそこ気にしていた要素でしたが、今年も点灯です。前面表示の変更と併せて、ありがたいです。

ちなみに、特急車両の存在に関して言えば、今年は五位堂全体で見ても庫内の12200系ぐらいです。撮影会に限らず、2019年の五位堂会場における実車両展示は、通勤形電車と作業用車両が主役といった雰囲気でした。

以下、既に他でも多く取り上げられていますが、ここでも撮影会で展示された車両を紹介していきます。


■ 阪神1000系

まずは左端から。

今年は、事前に告知されていた通り、阪神なんば線10周年記念ラッピングを施された阪神車両が特別ゲストという形で展示されました。

奈良県の大阪線側に阪神電車が来たのは、今回で通算3回目でしょうか。私が知っている限りだと、いずれも「きんてつ鉄道まつり」関連の五位堂来場であり、1回目は1000系2両編成車(2008)・2回目は9000系(2015)・3回目は1000系6両編成車(2019)です。今回で、近鉄に乗り入れる阪神車両3種が全て五位堂に来た事になりますね。

今回、五位堂にやって来た1000系は、2019年1月16日(水) から記念ラッピングを纏って活躍中の1210Fです。鉄道まつり1日目からの展示に際しては、前日日中に東花園車庫へ・前日から当日にかけて東花園車庫から奈良・難波・大阪線経由で五位堂検修車庫へ回送されました。

開場中の五位堂では、時間帯別に種別・行先表示を変更しながら展示。普段は出会いにくい or 出会う事が無い車両との並びも含めて、レアな光景を記録出来て満足という方は多かったのではないでしょうか。


<参考1> 1210F 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

19日(土)

①:10:00 ~ 12:00 … [快速急行(赤)/奈良]

②:12:00 ~ 15:00 … [臨時特急/甲子園] ※タイガース副標付き

③:15:00 ~ 16:00 … [快速急行(赤)/尼崎]

20日(日)

①:10:00 ~ 12:00 … [快速急行(赤)/神戸三宮]

②:12:00 ~ 14:00 … [直通特急(黄)/姫路] ※センバツ副標付き

③:14:00 ~ 15:00 … [準急/生駒]


鉄道まつり2日目展示が終わった後の1210Fは、往路と同じく、終電後の深夜帯に五位堂を出発。大阪線を走った後、その日の日中には、なんば線直通運用で何事もなかったかのように営業復帰しています。

■ 近鉄8400系

1210Fの右では、田原本線開業100周年記念で昨年度に復刻塗装化された8400系2種が留置。緑色の8409Fに関しては、昨年と同じ位置で2年連続の五位堂展示です。2019年は、架線柱を挟んだ隣同士で、今回初登場の赤色8414Fと並べて展示されました。

1210Fと同様、こちらも時間帯別に種別・行先表示を変更しながらの展示です。1210Fでは、これにプラスする形で車内からの副標掲示がありましたが、8400系2種では、外側から系統板や丸看板の掲出がありました。

19・20日の開場後すぐの時間帯は、2編成とも田原本線100周年記念で製作された角板2種を装着。両日で取り付ける板を入れ替えています。昨年10月中旬に登場した板の方は、営業列車での掲出期間が一か月少しだったので、今回に初めて記録出来た方もそこそこおられたのではないでしょうか。

<西大寺-尼ヶ辻/2019-03-03>

なんば線10周年記念編成と田原本線100周年記念編成が並ぶ光景、たまに西大寺車庫等で見かける事はありますが、今回のように色々と揃えた状態での並びは、こういうイベントならではと思います。記念板付きの姿も久々でしたし、貴重な機会でした。

開場時刻から田原本線100周年記念の板を付けていた8400系でしたが、その姿は午前で終わりです。正午を目安に、各編成ごとで当日1回目の種別・行先等表示の変更が行われました。

外付けの板に関しては、両日とも、8409Fは午前で掲出終了でしたが、8414Fの方は別の板に交換されています。

午後からしばらくの8414Fは、かつての [特急] 掲示を模して看板を2枚装着。恐らく、900系をリバイバルカラー化した時代に作ったものをそのまま付けたという感じなのでしょう。雰囲気は十分。とても良いです。

ちなみに、この [特急] は、高度経済成長期に奈良線で設定された料金不要の列車で、現在の快速急行の前身に当たります。運行期間は、[1956-12-08 ~ 1972-11-06] の約16年間。当時の奈良線主力車であった800・900・8000・8400といった形式の車両が時代に合わせて充当されたようですね。

料金不要特急の途中停車駅は、難波線開通前だと [鶴橋・大和西大寺] の2駅のみであり、難波線開通後でも、これに [日本橋・上本町] を追加した4駅のみでした。この無料特急と入れ替わる形で、1972年11月07日ダイヤ変更で登場した快速急行は、さらに [生駒・学園前] を停車駅に追加して登場した種別となります。

奈良線を走る特急列車に関しては、快速急行新設の約4か月後、1973年03月01日ダイヤ変更で阪京特急(大和西大寺でスイッチバック)が新設され、さらにその約半年後の09月21日ダイヤ変更で阪奈特急が新設されています。いずれも特急専用車を充当した有料特急ですが、後者に関しては、所要時間が快速急行と大して変わらず、一時期は快速急行よりも停車駅が多い状態でした。当時も今も、奈良線の有料特急は、どちらかと言うと着席保証列車としての性格が強いですね。

来年には、80000系「ひのとり」も阪奈間特急に充当される事が予想されますが、その時の料金設定や乗客の反応は気になる所です。

装着された板については、それぞれ↑のような感じ。[特急] の丸看板は、1960年代後半から特急や臨時特急に対して掲出されたそうですね。

鹿のイラストが描かれた方の板については、デザインは無料特急登場時のものと同じです。ただ、上下で挟み込みが行われる部分の板の色に関しては、時代によって2種類あるようで、一つはマルーン色・一つは↑と同様のクリーム色だった模様。前者は登場時の800系の外装に併せて、後者は登場時の900系の外装に併せて塗られたといった所なのでしょう。

1960年代後半に、大型通勤形車両のマルーン単色化が行われた際には、マルーン外装に持ち手部クリーム色の看板を装着した無料特急の姿も見られたようなので、今回の見た目は、過去にあった姿の再現と言う事が出来そうです。

<左:五位堂検修車庫/2018-10-28>

[特急] の丸看板と鹿マークの板、2018年度は、8409Fに対しての掲出でしたが、今年は8414Fに対しての掲出という事で、2年連続で訪問していた場合は、両方の掲出姿を記録出来た事になります。この1年で標識灯のLED化が行われたものの、貫禄は十分ありますね。両方とも記録する事が出来て満足でした。


<参考2> 8409F 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

19日(土)

①:10:00 ~ 12:00 … [ワンマン/西田原本] ※田原本線100th記念板(前期)付き

②:12:00 ~ 15:00 … [快速急行/奈良] 

③:15:00 ~ 16:00 … [快速急行/天理]

20日(日)

①:10:00 ~ 12:00 … [ワンマン/新王寺] ※田原本線100th記念板(後期)付き

②:12:00 ~ 14:00 … [普通/王寺] 

③:14:00 ~ 15:00 … [普通/宮津]


<参考3> 8414F 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

19日(土)

①:10:00 ~ 12:00 … [ワンマン/新王寺] ※田原本線100th記念板(後期)付き

②:12:00 ~ 15:00 … [無表示 (白幕)] ※特急丸看板&鹿特急看板付き

③:15:00 ~ 16:00 … [快速急行/京都]

20日(日)

①:10:00 ~ 12:00 … [普通/大輪田] ※田原本線100th記念板(前期)付き

②:12:00 ~ 14:00 … [無表示 (白幕)] ※特急丸看板&鹿特急看板付き

③:14:00 ~ 15:00 … [急行/宮津]


五位堂会場の撮影会に登場した8400系2編成ですが、展示に際しては、イベント当日に所属の西大寺車庫から五位堂まで回送されています。逆もまた然りです。

朝の送り込みに関しては、両日共に先発が8414F・後発が8409Fでした。それぞれ立て続けに回送されたようで、田原本線外で両者が並ぶ光景も見られた模様。夜の送り返しに関しては、五位堂先発の8409Fが橿原神宮前で引き込み線に居る間、後発の8414Fが先に折り返して西大寺車庫へ帰着しています。

イベント終了翌日の21日(水)には、展示された同士で重連を組み、奈良線0552レより運用復帰。朝の運用後に重連は解除されてしまったものの、両編成が色を変えられてから、通算4回目の復刻塗装重連となりました。

■ 近鉄1440系&モワ24系

8400系の右隣では、1440系1438Fとモワ24系「はかるくん」が展示。時期によっては、明星車庫等で見られそうな並びが見られました。撮影会で「はかるくん」が右端に展示される光景は、ここ10年少しですっかり定番となっています。

1438Fは、ついこの前、2019年7月より走り始めた新しい復刻塗装車です。今年は、志摩線開業90周年という事で、近鉄合併前の三重交通志摩線時代に活躍していた車両のカラーリングが記念として復刻されました。

普段の1438Fは、名古屋線系統路線、その中でも山田・鳥羽・志摩線のワンマン列車を中心に活躍する編成なので、関西に顔を見せる事は極めて少ないです。今回は、田原本線100周年記念編成と並べられましたが、共に運用線区が大きく異なるため、普段はまず横並びする事はありません。

前面表示に関しては、他と同じく、1438Fも「はかるくん」も時間帯別に種別・行先表示を変更しながらの展示でした。前者に関しては、今は設定されていない種別の幕も収録しているようで、両日で [区間快速] 種別の幕を表示する場面も登場。19日の終盤に関しては、他の編成も [快速急行] 種別での表示に統一されており、雨天下だったものの、各車両は前照灯・種別灯が万遍なく点けられた状態での展示となりました。


<参考4> 1438F 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

※ 両日とも展示中は [ワンマン] 掲示アリ

19日(土)

①:10:00 ~ 12:00 … [普通/賢島]

②:12:00 ~ 15:00 … [急行/平田町] 

③:15:00 ~ 16:00 … [区間快速/上本町]

20日(日)

①:10:00 ~ 12:00 … [普通/鳥羽] 

②:12:00 ~ 14:00 … [区間快速/青山町] 

③:14:00 ~ 15:00 … [急行/大和八木]


<参考5> モワ24系 日程・時間帯別の正面 [種別/行先] 表示

19日(土)

①:10:00 ~ 12:00 … [検測中]

②:12:00 ~ 15:00 … [試運転] 

③:15:00 ~ 16:00 … [回送]

20日(日)

①:10:00 ~ 12:00 … [試運転] 

②:12:00 ~ 14:00 … [検測中] 

③:14:00 ~ 15:00 … [回送]


時間帯によって、種別・行先等が変更されていた撮影会の展示車両ですが、他の車両が注目されていた分、「はかるくん」も変えられていた事は、なかなか気づきにくかったような。ちなみに、私は帰宅してから気づきました(笑)

19日からの展示に際しては、前日夜に西大寺車庫から高安車庫まで回送列車として送り込みが行われています。3年前の鉄道まつりでは、モト75形が展示されましたが、その時の流れと概ね同じです。

1438Fに関しては、二日目が正面貫通扉下の渡り板が上げられた状態での展示でした。板の色付けは、ラッピング車でも稀に見られますが、こちらはボディペイント車という事で、車体部と同色に塗装されています。

19日からの展示に際しては、前日夜に回送列車として明星車庫から高安車庫まで送り込まれています。18日朝の時点でも運用に就いていたようで、それが終わって一段落してから回送という流れだったのでしょうね。鉄道まつり終了後は、当日の内に明星車庫まで回送されています。

イベント後の運用に関しては、一日挟んだ22日(火/祝)に鳥羽・山田線0552レから1200系1212Fと組み、名古屋線急行列車等に充当された模様。名古屋方先頭に立った C#1538 [Tc] は、この時も継続して渡り板を上げていたようです。


以上、撮影会で展示された車両についてざっと紹介しました。

復刻塗装車に関しては、継続や新規があったおかげで、ここ数年はバリエーションが増えました。登場以降、「きんてつ鉄道まつり」では、何かしらの形で展示される機会が多いように思います。今年の撮影会では、その内の3種が登場しましたが、普段見られない並びや演出があって、個人的には満足の内容でした。

「ひのとり」の登場がホットな話題としてある次に関しては、特急車で揃えるとか、色合いが同じ車両を一部揃える、といったような光景も見られたりするのでしょうかね。毎年楽しませてもらっている撮影会ですし、車両種が多い分、色々と想像を巡らす事は出来ます。

何にせよ、来年のラインナップも楽しみです。

3:その他の展示

屋外の展示では、「きんてつ車両写真撮影会」が一番目立つように思いますが、ここでは、その他の展示で個人的に注目出来た内容を幾らか簡単に紹介します。

一つ目はこちら。撮影会会場の奥側、屋外資材置場Aの区画では、毎年恒例のバス展示が行われていたのですが、今年は近鉄バスの復刻塗装車が登場しました。復刻の契機は、近鉄バス株式会社が2019年10月01日で発足20年を迎えた事のようで、今年の08月05日(月) 以降、計6台が順次運行を開始しているそうです。

今回、五位堂にやって来た車両は、松原営業所配備の6956号車 (日野ブルーリボン 2DG-KV290Q2 / 車体長11.2mの長尺車)。2019年度に導入された最新車です。復刻のモデルは、1980年代に近畿日本鉄道株式会社自動車局が運用していたバス外装との事でした。

昔はどんな外装だったのだろうかと軽くネット検索をかけてみましたが、なるほど、同じ色を纏う古い型のバスが写った画像が幾らかヒット。私自身は、どれも知らない世代です。せっかくの機会と思い、8400系の復刻塗装車と絡めて記録してみましたが、色調で時代が合うのは8414Fの方のみという事になるのでしょうかね。

近鉄バスの後ろには、奈良交通のバスが展示。平城営業所所属の657号車 (いすゞキュービックLV KC-LV280Q改 / 1998年式) との事で、LED表示にとても力が入れられていたように思います。

撮影会の右隣では、保線分野で活躍する車両群が展示。線路上では、マルチプルタイタンパー「つくつぼうし」と保線材料運搬トロリーが実演と操作体験に、その横の広場では、軌陸車・延線巻取車・高所作業車が展示や乗車体験に使用されていました。いずれも親子等と一部の層に人気といった感じです。

ちなみに、来週開催の「きんてつ鉄道まつり2019 in塩浜」では、軌陸車や保線材料運搬トロリーの実演がある模様。五位堂会場では、それぞれ展示と操作体験に使用されていたので、実際の現場でどんな風に使われているのかに興味がある方は、11月2日(土)・3日(日) に塩浜検修車庫で催行予定のイベントも訪問する価値アリだと思います。

検修車庫建屋と大阪線に挟まれた線路には、「シリーズ21」と8600系、そして五位堂の構内入替車が留置。上本町方奥側の9020系2本 (奥:9022F・手前:9028F) は車掌体験等に使用され、同手前側の5820系 (5851F)は休憩電車に使用されていました。後者に関しては、両日で種別・行先を変更しており、さらに二日目は、伊勢方正面の前照灯点灯および上本町方正面貫通扉下の渡り板を上げた状態で展示されています。


<参考6> 「休憩電車」 日別の正面 [種別/行先] 表示

19日(土)

①:開場 ― 午後 … [快速急行/五位堂]

②:午後 ― 閉場 … [急行/河内国分] 

20日(日)

①:開場 ― 午後 … [急行/鳥羽]

②:午後 ― 閉場 … [普通/大和八木] 


5820系横の8600系 (8604F) + 構内入替車に関しては、単純な留置車両でした。しかし、構内入替車の方は、屋外展示自体が久々という事で、一部の層には人気だったような。五位堂常駐の車両ですが、「きんてつ鉄道まつり」では、2005年度以来、屋外での展示はなかったようですね。それを知らなくても、マルーン単色の車両という事で、懐かしさや鮮魚列車の話題等と相まって、注目を浴びていたように思います。

個人的にも、この車両の屋外留置は、「きんてつ鉄道まつり2019 in高安・五位堂」の中において、とりわけ見所があったと思えます。以前、確か3年程前に、「~Ver2」で高安の構内入替車を取り上げた事がありましたが、その記事のリメイクついでに、こちらの構内入替車と比較しながら一緒に取り上げるなんて事も面白そう…などと考えています。

4:おわりに

以上、「きんてつ鉄道まつり2019」五位堂会場の屋外展示において、個人的に注目できた内容の一部を紹介しました。


今年も五位堂・高安と訪問しましたが、車両等を記録する事に対しての満足感については、個人的にここ数年で一番だったと思っています。引き続き、他の内容を取り上げるかは分かりませんが、今回はここまでです。長々と読んでいただきありがとうございました。

今回の記事は以上です。

5:リンク集

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このページの内容は以上です。

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近鉄電車が見える家で育った鉄道オタク。車両の差異や変遷に興味あり。鉄道の他に鳥も好きで、最近は鳩に癒される事がしばしば。