ピロのブログVer3

Ver2の続きです

○ 管理人の呟き (2023.10.27)

管理人の呟きも昨年4月以降すっかりご無沙汰となってしまいました。前回の呟きから1年半以上が経ち、状況はすっかり変化しましたね。

昨春と比べて変化を感じる状況と言えば、まず第一にコロナ禍が落ち着いた段階になった事が挙げられます。街中や列車の中で誰もがマスクを付けるという風潮は、必ずしも当然でなくなりました。人が集合するイベントについても、中止や見送りが定着してしまっていた制限ありきの体裁が徐々に解除されていき、今やイベントでの声出し解禁や自由入場といったスタイルも復活しつつある状況です。他、国内外各地への旅行や人が集まっての飲食も徐々に日常の行為へと戻ってきています。この数年間、残念な思いをしながらイベント参加や旅行ができなかったという経験は多々ありましたし、これから再び色々な事が出来るようになると思うと嬉しい限りです。

近鉄の鉄道イベントでもコロナ禍の制限で開催が見送られた内容は多々ありました。大きなものだと「きんてつ鉄道まつり」が挙げられますが、こちらは今年度から自由入場のスタイルが復活し、一部でインターネット抽選形式のイベントを残しつつも、賑やかな雰囲気を取り戻そうとしています。2023年は、これまで実施する事が出来なかった状況を加味してか、ありがたい事に春秋2回開催となり、先日には五位堂検修車庫で2日間に渡る秋イベントが催行されました。

今秋の「きんてつ鉄道まつり」では、2020年3月ダイヤ変更で消滅した「鮮魚列車」の後継である鮮魚運搬車両「伊勢志摩お魚図鑑」の展示が1つの目玉としてPRされており、先日の五位堂では、今年から伊勢志摩エリアに新しく登場したラッピング車両「とばしまメモリー うみの章」と連結した状態で見る事が出来ました。

この「伊勢志摩お魚図鑑」は、まさにコロナ禍の始まりという時期にデビューした車両です。前任の「鮮魚列車」専用編成との交代イベントも企画こそされたものの、当時の外出自粛ムードと集合に伴う飛沫感染等防止の観点から、一般向けに目立つイベントが行われる事はありませんでした。長らく続いていた [大阪-伊勢] 間の鮮魚運搬の役割は、コロナ禍の中で静かに任が引き継がれて現在に至るわけですが、それを考えると、コロナ禍前のスタイルに最も近くなった今秋の「きんてつ鉄道まつり」で子ども連れを主とした幅広い層に見て貰える展示機会に「伊勢志摩お魚図鑑」が抜擢されたのは、この車両が陽の目を見るような気がして良いなと思えます。

他、管理人の呟きをサボっていた1年半の間には、車両関係で注目できる話題が本当に多数ありました。目立つ内容は幾つもありましたが、現在進行中で今後しばらくも目が離せないものとして、紅白外装の汎用VVVFインバーター制御車を対象とした内外装リニューアル工事が始まった事が挙げられます。アルミ構体車両の更新工事は、2000年代中盤に施行された3200系以来となりますが、今回のリニューアルでは、内装デザインが従前仕様から多数変更された他、外装の方も正面方への外幌追設や前照灯・標識灯の定位置変更など、更新前後で一見の内外観を大きく変える内容とされました。2023年5月に最初の工事が開始されて以降、序盤は1980年代後半に竣工した編成を主として現在まで続々とリニューアルが施行されており、新型一般車のニュースと相前後しつつ、しばらくは関連した話題が続く事になると思います。

2023年度も後半となり、当ブログも開設から4年が経過しました。これからも車両に関する様々な話題が出ると予想されますが、個人的に着目できた話題に関しては、すぐでなくとも何かしらの記事で取り上げていこうと思います。これからも「ピロのブログVer3」をよろしくお願いいたします。

(シロピロ)

 

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