ピロのブログVer3

Ver2の続きです

近鉄特急車 雑記

〔雑記〕特急引退記念HM付きの12200系

こんばんは

今回の〔雑記〕は表題の通りです。

特急車12200系が定期特急運用から引退して早くも3ヵ月少し経ちましたが、そこから現在までには、同系に関連した様々な動き・話題がありました。4月に阪伊・名伊間で設定された臨時特急への充当もその内の1つで、こちらは、事前に運行予定がプレス発表された事で比較的注目を集める出来事になったのではないかと思います。

今回の〔雑記〕では、定期特急引退後の12200系を起用して2021年4月中旬・下旬に運転された臨時特急の撮影記的な内容を、この運行時に初出したHMの事を中心に適当に書いてみようと思います。


■ 第7〔雑記〕

本題へ入る前に、まずは12200系で最後まで定期運用を持っていた各編成の現在までの状況について、ざっと振り返る事にします。

2021年2月12日(金)に定期特急列車から引退した12200系ですが、最後まで運用に就いていた編成は4両編成3本でした。すなわち、[12239F・12249F・12251F]の3本で、いずれも最終日の夜に運行された列車(=8318レ[39]・7714レ[49]・8014レ[51])を以て引退。定期運用が消滅した後の各編成は、しばらく車庫で留置する状態へと移行しており、12239Fと12249Fの2本は、運用終了後の13日(土)から15日(月)にかけて、別途に留置場所となる車庫(=明星[39]・白塚[49])へと回送されました。

〈平端/2021-02-26〉
〈高の原/2021-02-26〉
〈笠縫-新ノ口/2021-04-18〉

12249Fに関しては、2月中旬に五位堂検修車庫へ入場し、正面の種別・行先案内表示部を「あおぞらⅡ」と記載された標示板へと変更。各車両の系列・形式・車番は変更されていないものの、現状は15200系「あおぞらⅡ」の代走車扱いとなっているのか、その後は「天理臨」を中心とした団体貸切運用に従事しています。

ちなみに、2月中旬の五位堂出場時点における同編成は、側面の行先案内機器には特に手が入れられておらず、貸切列車充当時は無表示の白幕で運用されていましたが、4月に側面の行先案内表示部に対しても追加で「あおぞらⅡ」の標示板が挿入されました。今後の詳細は分からないものの、車両自体は今しばらく団体専用車として残存するのかもしれません。

〈Twitterより埋め込み・引用〉

一方、12239Fおよび12251Fの2本に関しては、12249Fと違って特に手が加えられる事もなく車庫での留置が継続。両編成とも2月の定期特急引退後は1ヵ月少し運用がない状態でしたが、3月に入ると共にクラブツーリズム主催の貸切列車へ充当されました。これらのツアーは、移動手段として用いる車両に12200系を充当する事が1つの売りとされており、ここに定期運用が無くなった2編成が充てられたというわけです。

この2本は、車両状態や検査期限等を考慮しても余裕をもって走らせる事が可能な編成という事なのか、その後も12200系への乗車を目的に組み込んだ貸切列車にほぼ専属で充当されています。これらと同時に定期特急から退いた上述12249Fに関しては、今のところ、この手の貸切列車に配車された事はありません。実情は不明ですが、仕様が改められた後の12249Fは、12200系というより「あおぞらⅡ」として強く認識されているのかなと思います。2月以前に引退して残存している編成群に関しては、引き続き車庫での留置が続けられており、何かしらの営業列車にそのまま充当される事はありませんでした。


〈参考〉12200系を起用した臨時特急運行の告知プレス

定期運用を終了した「12200系車両」を臨時特急列車として運転します

(KINTETSU NEWS RELEASE/2021.03.08発表/PDF形式)

※見れない場合はこちら


さて、最後まで定期運用を持っていた12200系3本の運用終了後における動向は、ざっと上述した通りですが、3月上旬になると、近鉄から12200系を起用した臨時特急を運行する旨のプレスが出されました。内容は、4月中旬と下旬の計4日間に阪伊および名伊間で臨時特急列車を設定し、そこに定期特急引退後の12200系を充てるというものです。貸切列車ではなく臨時特急なので、有効な乗車券と特急券さえあれば誰でも乗車可能であり、文末には『「12200系車両」にご乗車いただける残り少ない機会』とも案内されています。

近鉄車両に限らず、コロナ禍により記念イベント等が大きく出来ないまま引退していった車両は幾らか出ていますが、このプレスの内容や直前にグッズ販売告知があった事などを考慮すれば、この臨時特急に関しては、12200系の特急引退を記念したイベントの一環だったのだろうなと思います。


臨時特急の運行日は、4月10(土)・11(日)・25(日)・29(木/祝)の4日間で設定されており、チケットレス特急券の予約受付開始時点で、阪伊間・名伊間に各1往復設定された列車は共に4両編成である事も判明しています。

この時の臨時列車は、12200系が貸切等ではない特急列車に充当されるという点では、乗るにしても撮るにしても恐らく最後の機会という感じでした。その一方、定期特急引退前の12200系が頻繁に充当された区間での運転であったので、人によっては、臨時特急に対する見方にも温度差はあったのではないかと思います。プレスが出た当初時点の私は、既に十分乗ったり撮ったり出来たしもう良いかなという感じで、初日も特に撮りに行く事は考えておらず家でまったりする予定でした。

〈Twitterより埋め込み・引用〉
〈Twitterより埋め込み・引用〉

が、初日朝にTwitterを見ていると車庫で待機している12200系2本にHMが付いたとの情報がTLに流れてきました。4月中旬に運行された臨時特急の充当編成は、大阪上本町発着列車が12239F・近鉄名古屋発着列車が12251Fです。HMを付ける等の事前告知はなかったので、当日オープンの計らいという事だったのでしょうね。HMの正面には、車体更新前まで常掲していた[特急]標示の羽マークと「ありがとう 12200系」の文字が見えます。

HMは、臨時特急へ充当される前後の回送でも掲出が行われており、以降、臨時特急運行日における両編成は、少しばかり非日常の雰囲気を持って運行されました。私自身は、日常と変わらぬ姿での運行であれば、今回の臨時特急は特に着目する事なくスルーという気持ちだったのですが、上記情報を知った後は、せっかくHMが着くのであれば撮りに行ってみようという心持ちに変化。以降、撮りに行く事が出来る日はHM付き姿の記録を目的として撮影へ赴く事にしました。

〈松塚-真菅/2021-04-10〉
〈松塚-真菅/2021-04-10〉

とりあえず、初日は急げば何とか間に合いそうだったので真菅付近で記録。大阪上本町発の阪伊3903レに充当される12239Fを撮影しました。HMは正面向かって左側に掲げられており、これは後面に関しても同様です。翌11日は、当初撮りに行くつもりが無く予定を入れてしまっていたので記録していません。

さて、私がHMを初見したのは10日の記録時となったのですが、この時の記録で個人的に気になったのは、走行時の音とHM表面の色合いです。特に前者に関しては、列車がやって来るのと同時に「…カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…」という音も一緒に迫って来たので、記録時に結構びっくりした記憶があります。

〈Twitterより埋め込み・引用〉
〈Twitterより埋め込み・引用〉
〈Twitterより埋め込み・引用〉
〈Twitterより埋め込み・引用〉

実際の音とその発生源に関しては、↑で引用したツイートに掲載されている動画や写真が参考になります。察するに、HMに備え付けられた鍵がその裏面に当たる音だった模様。特別なHMであるためか、今回は鍵を付ける事も盗難防止の観点から必要な対策として認識されていたようで、臨時列車充当時は漏れなく鍵付きとされていました。

ただ、12239Fに関しては、この打ち付け音が鳴っていたのは10日だけだったようで、翌11日は特に気になるカンカン音も聞こえて来なかった模様。実際、他の人がSNS上にUPしている動画を見ても打ち付け音は聞こえませんでした。また、近鉄名古屋発着の12251Fに関しても初日から鍵付きで運行されていますが、こちらは、他の人が挙げている動画を見た限りだと、初日時点で気になる程の打ち付け音は聞こえないように思います。

撮りに行けなかった11日の運行終了後に色々と動画を見ていて上記のように感じたので、次の4月下旬の運行時には、音と鍵の状況およびその正面の色調について確認してみる事にしました。ちなみに、次回運行日までの間には、鉄道愛好団体による貸切で当該HM付の12239F&12251Fが運行されたようですが、こちらの運行時に鍵が付けられていたかは不明です。


臨時特急の運行は、4月中旬と下旬で各2回ずつ計4回設定されていましたが、両時期の運行に際して運用に就く編成は入れ替わりました。すなわち、4月下旬の運行時には、大阪上本町発着列車に12251F・近鉄名古屋発着列車に12239Fを充てる事にしていたようで、両編成は、下旬運行初日の前日にあたる24日(土)に拠点とする車庫まで回送で向かっています。

下旬運行分に関しては、中旬運行分と違って撮りに行く予定で時間を空けたので、各日の私は朝から記録へ。といっても伊勢志摩地域まで見に行く程の気力は起こらず、2日とも近場で撮影する事にしました。

〈弥刀/2021-04-25〉
〈弥刀/2021-04-25〉

撮影は、往路の回送列車から行う事とし、25日は待避のある弥刀へ向かいました。中旬運行時は、高安出庫時点でHM付きだったようなので、回送列車でも付いているはずと考えて停車駅で撮る事に。前述した通り、下旬運行時の大阪上本町発着列車には富吉検車区所属の12251Fが充当されており、この日は、遅れていた108レに充当中の21000系と並ぶ形で入線してきました。

〈弥刀/2021-04-25〉
〈弥刀/2021-04-25〉

列車到着後は、先ず伊勢方先頭車C#12351のHMから見ていく事に。色合いに関しては、また後述しますが、パッと見だとHMの色と車体の色は同色であるように思います。鍵に関しては、側面寄りから見てみると、養生テープのようなもので固定している状態が見えました。

しばらく見た後は、続いて大阪方先頭車C#12251の方へ移動。こちらはホームと隣接する側にHMが掲出されているので、C#12351よりは細部を近くから見る事が可能です。

〈弥刀/2021-04-25〉
〈弥刀/2021-04-25〉
〈弥刀/2021-04-25〉

C#12251のHMは↑のような状態で掲出。4月10日運行時点だと、HM挿し下部からぶら下がった状態で取り付けられていた鍵は、養生テープでHM挿しと固定されていました。11日時点でこのような状態であったのかは不明ですが、これなら養生テープが外れない限り音鳴りは起こりません。簡易とはいえ、走行時の風圧で鍵がHM裏面に打ち付けられないようにする対策としては、なるほどと思いました。

〈松塚-真菅/2021-04-10〉
〈布施/2021-04-25〉

続いてHM正面の色調です。4月10日(土)運行時の12239Fを見た時、HMの橙色が車体の橙色に比べて少し薄いと感じたのが気になった契機で、12239Fで再び色調比較とその確認をしようと思っていたら、充当編成が入れ替わってしまいました。

ただ、一方で、薄いと感じた橙色は2019年12月以降の12251F各車が纏う橙色と近い色調であるとも感じていたので、下旬運行時には、上述したHM裏面の確認と併せて、HMの色調と12251F各車の車体色を見比べる事に主眼を置く事にしました。

〈弥刀/2021-04-25〉
〈弥刀/2021-04-25〉
〈弥刀/2021-04-25〉

まず橙色の方ですが、先述した通り、パッと見だとほぼ同色であるように思います。近くから見ても同じ認識で良いと思いますが、HMの方がほんの少しだけ薄い(明るい)色合いになっているようにも見えます。

これは、紺色に関しても同様であるので、もしかしたら、同色だけれど印刷の都合で少しだけ薄め(明るめ)の色になったという事なのかもしれません。実見後、個人的には、HMの色調と現行12251F各車外装の色調は同じなのではないか(≒HM背景の色調決定に現行12251F各車の車体色が意識された)と思っています。

〈桃園-伊勢中川/2020-12-04〉※上段:C#12349、下段:C#12351(色調変更後)

ちなみに、12251F各車の車体色は、2019年末に同編成に対して実施された検査・お色直し以降、他より橙色が若干薄めかつ紺色が若干暗めの状態となりました。これは、他車両との比較や並びではもちろん、近年の車両色を見慣れている人からすれば単体でも明確に色調の違いが見て取れる変化でしたが、その前後で特にこれといったアナウンスも無いまま塗り替えられて現在に至ります。公式な情報発信は無く、詳細は不明です。

変化後の同編成に関しては、2020年末に発売された『大手私鉄サイドビュー図鑑03 近鉄特急』に収録されているインタビュー記事において、「昔の色に戻した」「志摩線改軌および特急列車乗り入れ50周年記念でイベントを企画していた」といった内容の言及(近鉄関係者)があります。ただ、今の所、参考に出来る情報としてはこれだけです。個人的には、この通りなんだろうとは思いますが、今後、雑誌等で12200系や特急車を取り上げる機会があるなら、もっと言及されてほしい(正式な説明機会があってほしい)変化だと思います。

〈鶴橋/2021-04-29〉
〈鶴橋/2021-04-29〉
〈鶴橋/2021-04-29〉

続いて29日(木/祝)です。25日(日)は、HM中心に色々と見る事が出来たので、この日はHM付き姿の走行写真を撮る事に。ただ、天気の方は朝から結構な量の降雨でした。大阪上本町への送り込み回送列車は、鶴橋で記録したのですが、振り返って見るとC#12351にはHMが装着されていません。気になって調べてみれば、この日の[高安→大阪上本町]間の回送列車では、弥刀まで両面にHM無し・弥刀からC#12251のみHM付きで運転されたようです。

ちなみに、HMはスッと挿し口に入るというわけでもないようで、装着時はHMの挿し部分を上から車体側の挿し口へ押し込む形で取り付ける模様。押し込み具合(≒養生テープで鍵と挿し部分を結び付ける位置)によっては、正面から見た時のHM掲出位置も若干高めとなり、実際、日によってHMの掲出位置が異なる姿を見る事は出来ました。そもそも挿し口の位置が編成によって異なる系列も存在しますが、これに関しては別の機会に〈メモ〉あたりで取り上げる事が出来ればと思います。

〈大和八木-真菅/2021-04-29〉

C#12351のHMに関しては、回送列車として大阪上本町に到着した後に取り付けられたようで、阪伊3903レ充当時にはHM付き姿となっています。こちらの列車は、沿線のどこかで撮るつもりでいたのですが、相変わらず雨が降り続いていたので、行き慣れていない撮影場は避けて知っている所で記録する事に。この日の運転を以て、一連の臨時特急は運行終了となりました。

運行終了後の12251Fは、翌30日(金)に所属先の富吉検車区へ回送。下旬は近鉄名古屋発着で運用に就いていた12239Fも、少し間を空けて5月5日(水/祝)に所属先の明星検車区へ回送で向かっています。この後の両編成は、撮影会等に伴う貸切列車に従事するものと思われますが、3度目となる緊急事態宣言の発出でイベントの中止が出ており、今後も現時点で予定されている運用に就けるかどうかは分からない状況となっています。


〈弥刀/2021-04-25〉

コロナ禍の継続で近鉄側の思うようにイベントが出来ないまま特急車として引退する可能性が出てきている12200系ですが、車両自体は団体専用車への転用等でしばらく残りそうな気配ですね。考えてみれば、歴代特急車で車両(≒系列)が引退する際に掲げられたHMには、大抵「さよなら」の文字が記載されてきましたが、今回は「ありがとう」です。

12200系は、歴代特急車で他に類を見ない圧倒的な車両数をもって近鉄特急のサービスおよびネットワークの充実に貢献してきた系列ですし、特急車として運用に就く終わりの時期に今回のようなHM付き列車の走行イベントが企画・実施されたのは、車両にとっても各方面の人々にとっても印象的な良い出来事になったのではないかと思えます。今後の引退までの流れは気掛かりではありますが、多くから残念と感じ取られないような結果で次の状態へ移行して欲しいと思います。

今回の〔雑記〕は以上です。


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近鉄電車が見える家で育った鉄道オタク。車両の差異や変遷に興味あり。鉄道の他に鳥も好きで、最近は鳩に癒される事がしばしば。
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