ピロのブログVer3

Ver2の続きです

車両撮影記 近鉄特急車

営業運転開始が近づく近鉄特急車80000系「ひのとり」

■ 記事概要

2020年3月14日(土) から運行開始予定の新型名阪特急80000系「ひのとり」ですが、2019年10月から順次搬入が行われ、準備・調整等が整った編成から営業に向けた試運転に入っています。2020年2月からは、メディア・一般向けの試乗会もスタートしました。

今回の記事では、そんな80000系関連で最近までに見られた目立った動きを簡単に取り上げます。


■ 記事本文

こんばんは

まずは、今更ですが、新年あけましておめでとうございます。1月は、こちらの更新にも手が回る感じではなかったので記事更新をお休みしましたが、またボチボチ再開します。2020年も「ピロのブログVer3」をよろしくお願いいたします。

さて、今回取り上げるのは近鉄電車。紹介する話題は、新型名阪特急80000系「ひのとり」に関連した動きです。メディアおよび一般向けの試乗会もスタートし、いよいよデビューが近付いて来ました。

80000系は、最初の編成がお目見えして以降、今記事掲載時点で4編成が近鉄の車庫に揃い、営業に向けて着々と数を増やしています。プレスやニュースによれば、全11編成を2020年度中に導入し、2020年春のダイヤ変更直後では3編成投入、2020年4月には7編成を揃えるとの事。運行開始予定が2020年03月14日(土)ですから、「ひのとり」に関連した車両の動きは、代替車両の事も含めて今後ますます活発になっていくと予想されます。

今後の事は、また改めて記事にしたい所ですが、今回は、その前段階として、第一編成の登場から数か月が経った「ひのとり」関連で、これまでに見られた目立った動きを簡単に振り返ろうと思います。

第12記事目 目次

1:高安検修場への搬入

<参考1> 80000系の高安搬入時期 ※2020.04.22時点

<参考2> 12200系列各編成の最近の動向 (五位堂検査出場・廃車時期等)  ※2020.06.21時点

2:各線区での試運転

<参考3>「ひのとり」試乗列車の充当編成 (2020年2月上旬実施分)

3:おわりに

4:リンク集

では、記事内容に移ります。

※ 以下、特記以外は高安検修場周辺 (敷地外) にて撮影

1:高安検修場への搬入

80000系は、今記事掲載時点で4編成が近鉄の車庫まで搬入されています。近畿車輛にて竣工した各編成は、今の所、月に1編成のペースで高安検修場へ陸送されており、第一編成の80101Fは2019年10月末に姿を現しました。

<2019-10-26>

6両編成である80101Fの搬入は、分割して順番に行われ、まずは大阪方2両である C#80101[Tc] とC#80201[M] が2019年10月25日(金) 深夜に近畿車輛を出場しています。久々の新形式車かつ最初のお目見えという事で、一連の搬出シーンでは、遅い時間にも関わらずギャラリーは多数。複数メディアによる搬出・陸送シーンの取り上げもあり、注目度の高さを伺わせました。

メディア関連の記事を見ていると、画像や映像を用いた内容はもちろん、ギャラリーに対してインタビューしている社もあり、所によっては近畿車輛を出た時間や高安検修場までの凡その所要時間といった細かい所まで報道していた事が印象に残っています。近畿車輛から高安検修場までの搬出ルートや一旦停車地点等に関しては、道路の広さや過去に掲載された多くの雑誌・趣味誌・ブログ・Twitter等の記事・写真を見れば大体の見当が付きますし、久々となった今回の新車陸送は、各所の記事・写真から色々と情報を集めて整理出来る良い契機になったような。私自身は、今まで車両搬出等を記録した事がありませんでしたが、この時の80101F搬出に乗じて、以降「ひのとり」の輸送シーンも何度か見学しに行く事が出来ました。

<近畿車輛付近/2019-10-29>
<近畿車輛付近/2019-10-29>

80101Fは、10月25(金)に大阪方2両が搬出された後、土日を挟んで、28日(月) 深夜に中間車である C#80301[T] とC#80401[M] の2両、29日(火) 深夜に名古屋方2両である C#80501[M] とC#80601[Tc] の2両が近畿車輛を出場しました。後続編成の搬出情報も参考にすると、一連の陸送は、一日につき2両ずつ、土日を除いて連日で行われている様子。一回の出場では、2両分の台車・車体が、それぞれの担当トラック・トラクターによって積載・牽引されて高安検修場まで運ばれています。

<近畿車輛付近/2019-10-29>
<近畿車輛付近/2019-10-29>

台車と車体は、それぞれで連続して搬出されるようで、先ず台車を載せたトラックが先行して出場。続いて、21m級車体を牽引するトラクターがその後を追います。トレーラー側の車体は、1両分辺り計16個のタイヤを足に道路を進んでいました。車体の方は、台車と違って長さ・高さ・重さがあるので、道路上での移動に際しては、誘導車がついていきます。

<近畿車輛付近/2019-10-29>
<2019-11-15>

台車を載せたトラックの方が、他の自動車と同じように道路をスイスイ進んでいた一方、トラクターの方は、牽引する車体が大きいのでそうはいきません。 直進する地点は、比較的スムーズな動きでしたが、カーブや狭い道等、気を付けるべき地点では、細心の注意を払いながら、着実に道路を進んでいた印象です。車体が道路を走っている事自体、非常に迫力のある光景で凄いと思いますが、その長尺重量物を周囲に支障させる事無く運ぶ技術や体制は、それ以上に凄いと思います。

<2019-11-15>
<2019-11-15>
<2019-11-15>

近畿車輛を出た車体は、搬入先の高安検修場まで基本的に連続して道路を進行。途中、信号待ち等で2車体の間に他の自動車が入る事もあるようですが、目的地までに何度か確認の停車を挟んでおり、最終的には、誘導車を挟んで2車体が連続するようになっていました。

<2019-11-15>
<2019-11-15>

陸送中の車体外観は、足回りを路上走行装備に変更している以外は、線路上の姿とほぼ同じです。妻面に関しては、幌付き面が幌カバーで通路を覆われ、幌無し面がビニールで通路部を覆われていました。機能面で重要な部位は、目的地到着までビニールかカバーで覆ったままといった様子で、下回りだと、半永久連結器もビニールで覆われています。先行してトラックで輸送された台車もカバーが掛けられていました。

<2019-11-15>
<2019-11-15>

高安付近まで移動した車体は、1両ずつ検修場内に入るべく、一時的に道を塞ぐ形で停車。この間、道路は片側通行となっていましたが、作業自体はスムーズに行われており、検修場付近に停車してから10分も経たない内に2両とも敷地内へ搬入されています。

<2019-11-15>
<2019-10-29>

高安検修場内へ入った車体は、その後、線路上に載せる作業をすべく、建屋の方まで運ばれています。建屋は、「きんてつ鉄道まつり in高安」で屋根上見学やケーブルカー関連の展示が行われている所です。 2019年度の「きんてつ鉄道まつり」は、ここ数年と比べて若干早い時期の開催でしたが、明らかに「ひのとり」搬入の予定が影響していますね。 私が見に行けた時、1両目の関係で奥の方まで入らなかった2両目は、作業開始となる朝まで歩道からそのまま見ても十分確認できる位置で留置されていました。

<2019-10-29>
<2019-10-29>

先述の通り、近畿車輛からの搬出は2両ずつ行われているため、線路に載るのも2両単位であり、線路に載せられてから組成するまでの流れは、基本的にどの編成でも同じ様子でした。すなわち、最初に搬入された先頭車含む大阪方2両は、高安検修場への搬入後、当日中に北車庫7番線上で線路に載せられ、構内入替車の手を借りて5番線へ移動。続いて搬入された中間車2両も搬入当日に線路へ載せられ、名古屋方2両を後ろに繋ぐまで7番線で待機。そして最後に搬入された先頭車含む名古屋方2両と中間車2両を連結して4両組成が出来上がると、しばらくしてから、大阪方2両も繋いで6両にするという流れで編成組が行われていました。

<2019-10-29>
<2019-11-23>

6両編成だと、固定編成を作るまでは、2連・4連の分割で待機でしたが、後に現れる事になる8両編成だと、4連・4連の分割で待機になる事が考えられそうですね。まず大阪方2両と大阪寄り中間車2両を繋いだ4両組成を作り、続いて名古屋寄り中間車2両と名古屋方2両編成を繋いだ4両組成を作ると言った流れが想像できます。

ところで、6両編成の各車は、編成を通して半永久連結器での連結かつ妻面への構内入替灯などの装備も無しでしたが、8両編成の分割部となる車両の連結器や妻面は、パンフレット等を見る限り、他と差異がありそう。現状、8両編成車はまだ登場していませんが、その分割妻面部の見た目がどんな風になるのかは、気になる所です。

<2019-11-15>

第一編成が搬入された10月下旬から2週間少し経過した11月中旬には、第二編成が高安検修場に到着。第三編成も12月中旬に近畿車輛を出場し、この時点で3月14日(土) デビューに合わせて通常運行を始める編成の数が揃いました。続く第四編成は、年が明けた2020年1月下旬に搬入されており、今の所、1ヵ月に1編成のペースで増備が進んでいます。4月には7編成との事ですし、しばらくは、この調子で数が増えていきそうですね。


<参考1> 80000系の高安搬入時期 ※2020.04.22時点

● 第一編成 (80101F)

・2019.10.25 (金) 早朝 … C#80101 [Tc] & C#80201 [M] ※大阪方2両

・2019.10.28 (月) 早朝 … C#80301 [T] & C#80401 [M] ※中間車2両

・2019.10.29 (火) 早朝 … C#80501 [M] & C#80601 [Tc] ※名古屋方2両

● 第二編成 (80102F)

・2019.11.13 (水) 早朝 … C#80102 [Tc] & C#80202 [M] ※大阪方2両

・2019.11.14 (木) 早朝 … C#80302 [T] & C#80402 [M] ※中間車2両

・2019.11.15 (金) 早朝 … C#80502 [M] & C#80602 [Tc] ※名古屋方2両

● 第三編成 (80103F)

・2019.12.10 (火) 早朝 … C#80103 [Tc] & C#80203 [M] ※大阪方2両

・2019.12.11 (水) 早朝 … C#80303 [T] & C#80403 [M] ※中間車2両

・2019.12.12 (木) 早朝 … C#80503 [M] & C#80603 [Tc] ※名古屋方2両

● 第四編成 (80104F)

・2020.01.28 (火) 早朝 … C#80104 [Tc] & C#80204 [M] ※大阪方2両

・2020.01.29 (水) 早朝 … C#80304 [T] & C#80404 [M] ※中間車2両

・2020.01.30 (木) 早朝 … C#80504 [M] & C#80604 [Tc] ※名古屋方2両

● 第五編成 (80111F)

・2020.02.26 (水) 早朝 … C#80111 [Tc] & C#80211 [M] ※大阪方2両

・2020.02.27 (木) 早朝 … C#80311 [T] & C#80411 [M] ※中間車2両

・2020.02.28 (金) 早朝 … C#80511 [M] & C#80611 [Tc] ※名古屋方2両

● 第六編成 (80112F)

・2020.03.17 (火) 早朝 … C#80112 [Tc] & C#80212 [M] ※大阪方2両

・2020.03.18 (水) 早朝 … C#80312 [T] & C#80412 [M] ※中間車2両

・2020.03.19 (木) 早朝 … C#80512 [M] & C#80612 [Tc] ※名古屋方2両

● 第七編成 (80113F)

・2020.04.15 (水) 早朝 … C#80113 [Tc] & C#80213 [M] ※大阪方2両

・2020.04.16 (木) 早朝 … C#80313 [T] & C#80413 [M] ※中間車2両

・2020.04.17 (金) 早朝 … C#80513 [M] & C#80613 [Tc] ※名古屋方2両


<2020-01-31>
〈2020-02-23〉

ちなみに、10月から着々と搬入が進む80000系ですが、2020年に入ると、それと入れ替わる形で古参特急車の12200系にも運用を離脱する編成が出てきました。12200系は、先日の全線座席禁煙の開始案内プレスで、2020年度末までに特急運用から離脱する事が告知されており、今後は、五位堂検修車庫での検査期限が近く2回目の車体更新を終えて年月が経過している編成から、順次、特急車の枠より押し出されて除籍という流れになると思います。

細かい事は、また別記事で取り上げたいと思いますが、ここでは参考までに、近年の12200系列各編成に対して五位堂で検査・お色直し等が行われた時期をまとめたリストを付しておきます。


<参考2> 12200系列各編成の最近の動向 (五位堂検査出場・廃車時期等)

(以下、2020.04.15時点)

● 画像は12200系および派生系列の五位堂検査出場時期をまとめたリスト

(枠内記載はB更新施行年度)

※ 但し、15200系15203Fおよび15204FはB更新未施工 (枠内記載はA更新施行年度)

※ 出場後に従来と外装の色調が変化した編成の検査・お色直し等が行われた時期の表記は橙色

※ 系列で最後の検査・お色直し等が行われた時期の表記は黒色太文字

※ 2020.04.15時点において、高安車庫で留置されている編成は文字周辺赤線囲い

※ 2020.04.15時点において、2020年03月14日ダイヤ変更実施時点で運用離脱し、各検車区の車庫で疎開留置されている編成は文字周辺青線囲い

※ ダイヤ変更実施前から高安車庫にて運用離脱していた2編成に関しては、2020.02.09時点において、12238Fが部品等を取り外した状態で北車庫検修場建屋横に留置、12247Fが北車庫構内で留置

※ ダイヤ変更実施に合わせて運用離脱した6編成の疎開留置場所に関しては、2020.04.15時点において、[東花園検車区東花園車庫(12235F&12240F)・高安検車区名張車庫(12236F)・明星検車区白塚車庫(12252F)・富吉検車区富吉車庫(12245F)・富吉検車区米野車庫(12244F)] の5か所

(以上、2020.04.15時点)

● ダイヤ変更実施前後で運用離脱した8編成の車庫留置後動向に関しては以下の通り。

(以下、2020.06.21時点)

※ 記載している廃車陸送時期は各車両毎の一連の搬送で【車体】が高安を出た日

・2020.04.2?:高安回送(12235F / 東花園車庫 → 高安車庫)

・2020.05.16:富吉回送(12244F / 米野車庫 → 富吉車庫)

・2020.05.17:高安回送(12244F / 富吉車庫 → 高安車庫)

・2020.05.19:廃車陸送(C#12347・C#12047)

・2020.05.20:廃車陸送(C#12147・C#12247)

・2020.05.22:廃車陸送(C#12338・C#12038)

・2020.05.23:米野回送(12245F / 富吉車庫 → 米野車庫) ※ 疎開留置場所変更

・2020.05.23:廃車陸送(C#12138・C#12238)

・2020.05.24:高安回送(12252F / 白塚車庫 → 高安車庫)

・2020.05.26:廃車陸送(C#12335・C#12035)

・2020.05.27:廃車陸送(C#12135・C#12235)

・2020.05.29:廃車陸送(C#12344・C#12044)

・2020.05.30:廃車陸送(C#12144・C#12244)

・2020.05.30:富吉回送(12245F / 米野車庫 → 富吉車庫)

・2020.05.31:高安回送(12245F / 富吉車庫 → 高安車庫)

・2020.06.02:廃車陸送(C#12352・C#12052)

・2020.06.03:廃車陸送(C#12152・C#12252)

・2020.06.03:高安回送(12236F / 名張車庫 → 高安車庫)

・2020.06.08:高安回送(12240F / 東花園車庫 → 高安車庫)

・2020.06.10:廃車陸送(C#12345・C#12045)

・2020.06.11:廃車陸送(C#12145・C#12245)

・2020.06.13:廃車陸送(C#12336・C#12036)

・2020.06.16:廃車陸送(C#12136・C#12236)

・2020.06.16:編成短縮(12240F / M・T車のみ廃車)

・2020.06.20:廃車陸送(C#12040・C#12140)

〈2020-06-11〉
〈2020-06-15〉

※ 「ひのとり」充当列車の増便 (2020.06.13~) に合わせて運用離脱した4編成の疎開留置場所に関しては、2020.06.21時点において、[東花園検車区東花園車庫(12237F)・明星検車区白塚車庫(12233F)・明星検車区明星車庫(12255F)・富吉検車区米野車庫(12246F)] の4か所. 高安回送後、2020.06.16に短縮組成を完了させた12240Fは高安車庫にて留置継続.

(以上、2020.06.21時点)


2:各線区での試運転

近畿車輛から高安検修場へ運ばれてきた各編成は、しばらくの調整期間を経た後、搬入された順で試運転を開始しています。

<河内山本-高安/2019-11-23>
<河内山本-高安/2019-11-23>

2019年10月下旬に高安検修場へ搬入された80101Fは、しばらくの間、大阪方2両と名古屋側からの4両が分割された状態で留置されていましたが、11月05日(水) に6両編成を組成。以降、11月中は、高安車庫構内での調整や試運転が続いていました。

<河内山本-高安/2019-11-23>

12月に入ると、高安車庫を出た本線上での試運転もスタートしました。まずは、夜間試運転から行われており、Twitter を見た限りでは、12月04日(土) の深夜から高安以西で走り始めた様子。以降しばらくは、深夜帯に限定しての本線走行が続いたようです。 前照灯ハイビーム状態の「ひのとり」正面は、見たり撮ったりする側からすれば非常に眩しい存在となっており、夜間運転時の視認性は良さそうに見えます。

<大和八木-真菅/2019-12-19>
<大和八木-真菅/2019-12-23>

本線上での夜間試運転が始まってから少し経った12月16日(月) には、日中試運転もスタート。この日は、[高安-東青山] 間の運転でしたが、翌17日(火) には、日中の大阪上本町にも顔出し。初めの内は、大阪線内を中心とした走り込みが行われ、基本的には高安を起点に [大阪上本町 - 青山町・東青山] 間を往復する日々でした。また、C#80201[M] 非公式側床下にあるVVVF装置には、 11月の高安車庫構内での試運転時から検査・調整目的と思しきコードが延びていましたが、日中試運転開始後しばらくの間は、同じ状態でキープされています。

<松塚-真菅/2019-12-25> ※ 公式側サイド

80101Fの大阪線内日中試運転は、12月25日(水) で一旦終了となり、同日夜間に初入線となる西口短絡線・橿原線経由で西大寺車庫へ回送されて以降は、年明けまで西大寺車庫での滞在となりました。80102Fの方も、年内には高安車庫構内での試運転も始まっていたようですが、日中に本線へ出る事はありませんでした。

2020年になると、西大寺車庫に滞在していた80101Fは、05日(日) 夜に往路と同じ経路で高安車庫へと回送され、再び大阪線での日中試運転を再開。これまでは平日のみの運転でしたが、11日(土) 以降は休日ダイヤでも運転が行われています。その後、18日(土) 早朝には、高安車庫から大阪上本町経由で東花園車庫まで回送され、奈良線にも初入線。19日(日) に再び高安へ戻っていますが、20日(月) には、高安車庫を入出庫拠点とした難波・奈良線内の試運転が行われ、[東花園-近鉄奈良] 間や日中の大阪難波・桜川にも顔を出しています。その翌21日(火) には、名阪間通しでの日中試運転も行われており、[高安 → 名古屋(中川短絡線経由) → 大阪上本町 → 高安] の経路で名古屋線も初走行しました。

<大和八木/2020-02-07>

しばらくは80101Fのみの稼働だった「ひのとり」も、他編成の高安搬入が進み、かつ各線区への入線が始まった頃になると、複数編成が稼働。1月末時点で3編成体制の運行となり、2019年11月中旬に搬入された80102Fが2020年01月23日(木) から、同年12月中旬に搬入された80103Fが同年01月28日(火) から、それぞれ大阪線内の走行を端緒に日中試運転を開始しています。稼働数が増えた事によって、80000系各編成は、1月下旬から高安以外の車庫にもしばしば回送されており、29日(水) 早朝には80102Fが奈良線経由で西大寺車庫へ、31日(金) 夜間には80101Fが名張車庫へ、2月01日(土) 早朝には80103Fが奈良線経由で東花園車庫へと滞在地を移しています。

<2020-02-02/東生駒>
<2020-02-02/東生駒>

滞在地を移した後の各編成は、80101F・80102Fが車庫にて待機を継続し、80103Fが奈良線内で試運転を実施。東花園以東への入線は、01月20日(月) の80101F試運転以来です。02月01日(土) から04日(火) まで続いた80103Fの奈良線試運転は、東花園車庫を起点に [八戸ノ里 - 東生駒・大和西大寺] 間を一日に数往復する形で行われていました。引き上げ線がある東生駒・大和西大寺や瓢箪山では、そこを活用しての折り返しや一旦入線が行われています。

<八戸ノ里/2020-02-02>

西側の折り返し地点となった八戸ノ里では、同駅に引き上げ線がないため、この時は奈良方に存在する非常渡り線を活用。 分岐器は、列車が渡り線を通る時だけの一瞬の稼働で、4番線から80103Fが逆出発して渡り線を通り終わった後、すぐに切り替わっています。基本的に非常時にしか使われない設備のようなので、私自身、ここを使って折り返しを行うシーンはこの時に初めて見ました。

奈良線試運転を一旦終えた80103Fは、04日(火)の夜間に難波・奈良線経由で高安車庫へと回送されています。一方、他の車庫に滞在していた編成に関しては、まず80102Fが02月03日(月) の朝に西大寺車庫から橿原線・新ノ口連絡線経由で青山町車庫へと回送されており、ここで雑誌等による取材を受けた模様。その後は名張車庫へと滞在地を移し、さらに04日(火) 夕方には、白塚車庫の滞在経由で富吉車庫へと回送されました。80102Fの名古屋線入線は、この時が最初です。80101Fの方は、週明け04日(火) から再び大阪線内試運転に充当され、この時に滞在地も高安車庫へと戻っています。

<耳成-大福/2020-02-05>

02月05日(水) は、メディア向けの試乗会が実施され、前日に高安車庫へ回送された80103Fは大阪上本町発着の試乗列車、同じく富吉車庫へ回送された80102Fは名古屋発着の試乗列車へ充当されています。前者は大阪線内榛原まで、後者は名古屋線内伊勢若松まで、それぞれ午前午後一回ずつ往復で運行されました。

<大和八木-真菅/2020-02-08>
<大和八木-真菅/2020-02-08>
<大和八木-真菅/2020-02-08>

搭乗者が限定された試乗列車の運行は、続く6・7日にも行われており、各路線系統での充当編成は5日運行分と同じです。80102Fは富吉車庫を拠点に、80103Fは高安車庫を拠点に運行されました。試乗列車充当時の側面LED案内表示機に関しては、試乗会を案内する表示も出せるようで、実際、停車時と低速走行時には [ 試乗会 → Demonstration run → (「ひのとり」ロゴ) HINOTORI ] の表示を3秒サイクルで出していました。

22000系リニューアル車の試乗会が行われた際は、「試乗会」の案内表示がありませんでした (この時の表示は「貸切」) が、こちらも出せるのかどうかは気になる所。ちなみに、「ACE」ロゴの表示は、過去、高安車庫や試運転時等で表示していたのを確認しています。一方、50000系の3色LED案内表示機では、「試乗会」案内表示や「しまかぜ」ロゴも出せるようですが、前者は日本語と英字が併記された表示でした。試乗会やロゴの表示は、いずれも本格運行が始まると、なかなか見る事ができない表示でしょうし、今回の「ひのとり」も撮っておいて損はないと思えます。

<大和八木-真菅/2020-02-05>
<大和八木-真菅/2020-02-08>

80102Fと80103Fが搭乗者限定試乗会列車に充当された一方、80101Fは引き続き大阪線内で試運転を行っており、高安車庫を起点に五位堂・大和朝倉折り返しで運行されていました。その後、一旦西大寺車庫へと回送されたようですが、 一般向け試乗会前日の07日夜には、橿原線・新ノ口連絡線経由で再び高安車庫まで回送されています。試運転列車の側面LED案内表示に関しては 、試乗会の表示パターンと同じであり、最初の2表示が [試運転 → Test run ] となっているだけの違いです。 今現在は、ロゴも表示していますが、回送列車に関してはロゴ表示が省略されており、本格運行後の試運転でもロゴが継続して表示されるのかは、22000系の「試乗会」表示と併せて気になります。

試乗会終了後の2編成に関しては、80102Fがそのまま富吉車庫にて待機。80103Fは、06日の試乗会を終えた後、翌日に高安車庫を拠点とした大阪線内試運転を行っています。

<鶴橋/2020-02-09>

記事更新時点において、2月に入ってからの「ひのとり」試乗会は、08日(土) に近鉄による有料試乗会(一般向け) が、09日(日) に旅行会社のツアーとセットになった特別試乗会(一般向け) が、平日実施分と違って名阪間通しの運行形態で行われています。80101Fは、試乗会の日も含め、継続して試運転・研修等に従事していましたが、08日の試乗列車に充当された80102Fの方に何かしら不具合があった影響なのか、08日夜に富吉車庫まで回送され、翌09日の名古屋発着便に充当されました。Twitter を見ていると、08日の試乗会終盤、80102F C#80102 [Tc] 正面上部のガラスにひび割れがある旨のツイートが幾らか発信されており、80101Fの回送は、これに関連していた可能性がありそうです。大阪発着便に関しては、両日とも80103Fの充当でした。


<参考3>「ひのとり」試乗列車の充当編成 (2020年2月上旬実施分)

■ 2020年02月05日(水)

● 80102F

・近鉄名古屋発午前便 (7013レ)

・伊勢若松発午前便 (7112レ)

・近鉄名古屋発午後便 (7313レ)

・伊勢若松発午後便 (7412レ)

● 80103F

・大阪上本町発午前便 (7005レ)

・榛原発午前便 (7102レ)

・大阪上本町発午後便 (8305レ)

・榛原発午後便 (8302レ)

■ 2020年02月06日(木)

● 80103F

・大阪上本町発午後便 (7405レ)

・榛原発午後便 (8402レ)

■ 2020年02月07日(金)

● 80102F

・近鉄名古屋発午後便 (7313レ)

・伊勢若松発午後便 (7412レ)

■ 2020年02月08日(土)

● 80102F

・近鉄名古屋発午前便 (0759レ/試乗Cコース)

・大阪上本町発午後便 (0613レ/試乗Bコース)

● 80103F

・大阪上本町発午前便 (0708レ/試乗Aコース)

・近鉄名古屋発午後便 (0763レ/試乗Dコース)

■ 2020年02月09日(日)

● 80101F

・近鉄名古屋発午前便 (0759レ)

・大阪上本町発午後便 (0613レ)

● 80103F

・大阪上本町発午前便 (0708レ)

・近鉄名古屋発午後便 (0763レ)


一般向け試乗会を終えた後の「ひのとり」各編成は、再び試運転や車庫での調整が始まったようで、80103Fに関しては、本日10日(月) に奈良線で試運転を行っています。他の2編成については、80101Fが試乗会終了後も富吉車庫に滞在、80102Fが8日の試乗会終了後に五位堂検修車庫まで回送され、本日朝の時点でも同所に滞在していました。

今後、営業開始までは、週末の無料試乗会や登場記念イベントを挟みつつ、各編成が試運転で各線区を走り込んでいく事になるのでしょうが、通常では見られない光景も幾らか見られそうですし、全体的に綺麗な状態の姿と併せて色んな場面を記録しておきたいと思えます。

3:おわりに

<大和八木-真菅/2020-02-08>

私が実車の「ひのとり」を初めて見たのは、昨年10月の終わり。外観形状については、既存の「アーバンライナー」や「伊勢志摩ライナー」等の特急車の方が良いと思いますが、色合いや全体外装は、高級感や統一感があって好感が持てます。内装については、まだ報道等による紹介でしか知らないとはいえ、こちらも中々に良さそう。時間を急ぐ場合は、断然、新幹線利用になりそうですが、ちょっと余裕があったりグレード高めの設備を味わいたい場合は、「ひのとり」利用でも良いかなと思えます。今の所、個人的には、外装よりも内装の方に注目しており、営業を開始したら一回乗ってみて、その快適性を確かめたいと思っています。

80000系自体の方は、昨年の秋に初めて姿を見せてから3ヵ月少し経ちましたが、 姿を見せる前から色々な場で登場PRをしてきた事やその後も本線上で見かける機会が増えた事などあって、沿線を始めとした各所で目立つ存在になってきてますね。昨年12月には、登場記念イベントの開催も告知されて、先週に最初の有料試乗会が開催。今週からは、お披露目会・撮影会・無料試乗会が始まる予定となっています。しばらくは、記録する側に回る事になりそうですが、こういったイベントも含めて、登場までの期間を楽しみたいと思います。

今回の記事は以上です。

4:リンク集

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近鉄電車が見える家で育った鉄道オタク。車両の差異や変遷に興味あり。鉄道の他に鳥も好きで、最近は鳩に癒される事がしばしば。
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