■資料概要
今回の【資料】では、近鉄9200系9201Fの車両側面について、その外観を簡単な車両変遷情報等と共に写真で紹介します。
9200系は、1982年度終わりと1984年度中盤に奈良線系統 (京都・橿原線向け) へ投入された界磁チョッパ制御の3両編成車です。1990年度に全編成へ中間T車が編入されてからは、4両編成車として活躍しています。
当該編成は、 車体更新後、2006年度に中川短路線経由での編成方向反転を経て大阪線系統へ移籍しており、そこから現在に至ります。
■資料詳細
第24資料目 目次
◆車両変遷情報等
◆公式側車両側面
◆非公式側車両側面
◆車両変遷情報等
◆公式側車両側面
◆非公式側車両側面
◆車両変遷情報等
◆公式側車両側面
◆非公式側車両側面
◆車両変遷情報等
◆公式側車両側面
◆非公式側車両側面
5：編成ギャラリー・スライド(各側別)
※ギャラリーの画像は、クリックするとフルサイズで表示します(別ページ表示)。
※スライドは5秒毎で自動的に移行しますが、止めて見る事も可能です。
◆公式側
◆非公式側
6：参考文献・情報
●文献
〈購入可能な文献〉
●ソーシャルメディア
7：リンク集
では、資料内容に移ります。
※このページ内における「公式側」は、車両に対して [1位 (車両側面) 2位] となっている側の事を指します。反対に「非公式側」は、車両に対して [2位 (車両側面) 1位] となっている側の事を指します。
※このページでは、1回目の車体更新をA更新、2回目の車体更新をB更新と呼称しています。
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◆車両変遷情報等
●車両変遷情報
竣工日：1983.03.07 [近畿車輛]
新製時配置・所属：京都線・西大寺検車区
外板塗装変更：1987.01 ※[マルーン単色→紅白2色]
サ9350形編入：1991.01 ※新造したC#9351をモ9200形[M]との間に編入/9201Fの[3連→4連]化
外板裾帯省略：2000.01 [五位堂(検査入場時)] ※側面雨樋のマルーン塗装は以降省略
所属検車区変更：2000.03.15? ※[西大寺(1999.04.01)→東花園(2000.04.01)]
車体更新時期：2002.11 [高安]
－内装材変更 ※「シリーズ21」からの仕様に準じた内装
－側扉上に水切り追設 ※客用窓ガラスは併せて複層化
－転落防止幌取付 ※段違いタイプ
－車椅子等用スペース追設 ※座席撤去後の2位寄り端部(上り方より向かって左側)
編成向き転換：2007.01.05 ※中川短絡線を活用/方転回送後は五位堂入場
所属系統変更に伴う改造：2007.02 [五位堂]
※奈良線系統→大阪線系統/幌の取付や優先座席の位置変更など実施/五位堂出場は2007.02.01
所属検車区変更：2007.02.01 ※[東花園→高安]/大阪線では2007.02.03より運用開始
優先席区画増設等：2019.01 [五位堂(検査入場時)] ※1位寄り端部席を[一般席→優先席]化
－座席モケット色変更 ※[(一般・優先)：(赤・灰)→(白・橙)]
－吊手変更(優先座席前) ※[白色○形→黄色△形]/床面への優先座席案内ステッカー貼付も同時
車体更新（2回目）等：2021.10 [高安]
－内装材変更
※2610系2627F[B更新施行済]からの仕様に準じた内装(カーテン材・壁面材・床材の交換等)
－スタンションポール追設 ※各座席間中央(優先席区画は黄色着色)
配置・所属：大阪線・高安検車区（2021年4月1日現在）
●当該車両の主要装備機器(床下)
補助電源装置(MG)・台車(KD-88A)
◆公式側車両側面
← 大阪上本町 (C#9301) 名張・伊勢中川・宇治山田 →
連結器…〔1位寄：密着連結器[CSD-90/電連付] (C#9301) 三管式半永久連結器[CSE-80]：2位寄〕
◆非公式側車両側面
← 宇治山田・伊勢中川・名張 (C#9301) 大阪上本町 →
連結器…〔2位寄：三管式半永久連結器[CSE-80] (C#9301) 密着連結器[CSD-90/電連付]：1位寄〕
◆車両変遷情報等
●車両変遷情報
竣工日：1991.01.23 [近畿車輛] ※サ9350形C#9351[T]として竣工
－※車体は1020系サ1170形に準じた全線共通仕様(アルミ合金製)
新製時配置・所属：京都線・西大寺検車区
9201F編入：1991.01 [高安?] ※ク9300形とモ9200形[M]の間に入り9201Fを[3連→4連]化
所属検車区変更：2000.03.15? ※[西大寺(1999.04.01)→東花園(2000.04.01)]
所属検車区変更：1999.?? ※[西大寺(1999.04.01)→東花園(2000.04.01)]
転落防止幌設置：2002.11 [高安] ※編成他車のA更新と同時
編成向き転換：2007.01.05 ※中川短絡線を活用/方転回送後は五位堂へ入場
所属系統変更に伴う改造：2007.02 [五位堂] ※優先座席の位置変更など/五位堂出場は 2007.02.01
－形式・車号変更 ※[サ9350形C#9351→サ9310形C#9311]
所属検車区変更：2007.02.01 ※[東花園→高安]/大阪線では2007.02.03より運用開始
室内床材更新：?? ※「シリーズ21」からの仕様に準じた内装
優先席区画増設等：2019.01 [五位堂(検査入場時)] ※1位寄り端部席(公式側のみ)を[一般席→優先席]化
－座席モケット色変更 ※[(一般・優先)：(赤・灰)→(白・橙)]
－吊手変更(優先座席前) ※[白色○形→黄色△形]/床面への優先座席案内ステッカー貼付も同時
車体更新（1回目）等：2021.10 [高安]
－内装材変更
※2610系2627F[B更新施行済]からの仕様に準じた内装(カーテン材・壁面材・床材の交換等)
－スタンションポール追設 ※各座席間中央(優先席区画は黄色着色)
－消火器追設 ※2位寄り妻面の片窓を埋めて設置(埋設箇所は上り方より向かって左側)
配置・所属：大阪線・高安検車区（2021年4月1日現在）
サ9350形で形式・車号変更が行われた理由は不明(記載文献無し)。ただ、9200系の大阪線系統転属を皮切りに変更が行われた事から察するに、大きな理由の一つとして大阪線用9820系の登場を見越した事が考えられる。9200系の転属が開始した時点では、既に大阪線用「シリーズ21」として5820系および9020系が登場しており、どちらの系列も所属車両の車号は全て末番2桁50番台で統一されていた。これらの Tc車および T車に関しては、基礎ブレーキ装置にディスクブレーキを併用している故か、奈良線系統車と所属形式も区別している。もし大阪線系統に9820系が登場していた場合、奈良線系統でク9320形に当たる存在はク9350形になっていたと考えられ、当該形式に所属する車両の番号に関しては、サ9350形の所属車両と番号が一部重複する。サ9310形の登場とそれに伴うサ9350形の形式消滅は、上述した車両番号重複を避けるための予防措置だったと考えられるが、結局、2020年現在までに大阪線用の9820系は登場しておらず、明確な理由は不明である。
●当該車両の主要装備機器(床下)
台車(KD-96D)
◆公式側車両側面
← 大阪上本町 (C#9311) 名張・伊勢中川・宇治山田 →
連結器…〔1位寄：三管式半永久連結器[CSE-80] (C#9311) 三管式半永久連結器[CSE-80]：2位寄〕
◆非公式側車両側面
← 宇治山田・伊勢中川・名張 (C#9311) 大阪上本町 →
連結器…〔2位寄：三管式半永久連結器[CSE-80] (C#9311) 三管式半永久連結器[CSE-80]：1位寄〕
◆車両変遷情報等
●車両変遷情報
竣工日：1983.03.07 [近畿車輛]
新製時配置・所属：京都線・西大寺検車区
外板塗装変更：1987.01 ※[マルーン単色→紅白2色]
サ9350形編入：1991.01 ※新造したC#9351をク9300形との間に編入/9201Fの[3連→4連]化
外板裾帯省略：2000.01 [五位堂(検査入場時)] ※側面雨樋のマルーン塗装は以降省略
所属検車区変更：2000.03.15? ※[西大寺(1999.04.01)→東花園(2000.04.01)]
車体更新（1回目）：2002.11 [高安]
－内装材変更 ※「シリーズ21」からの仕様に準じた内装
－側扉上に水切り追設 ※客用窓ガラスは併せて複層化
－転落防止幌取付 ※段違いタイプ
－車椅子等用スペース追設 ※座席撤去後の2位寄り端部(上り方より向かって左側[連続窓席1位寄り])
編成向き転換：2007.01.05 ※中川短絡線を活用/方転回送後は五位堂入場
所属系統変更に伴う改造：2007.02 [五位堂]
※奈良線系統→大阪線系統/優先座席の位置変更など実施/五位堂出場は2007.02.01
所属検車区変更：2007.02.01 ※[東花園→高安]/大阪線では2007.02.03より運用開始
優先席区画増設等：2019.01 [五位堂(検査入場時)] ※1位寄り端部席を[一般席→優先席]化
－座席モケット色変更 ※[(一般・優先)：(赤・灰)→(白・橙)]
－吊手変更(優先座席前) ※[白色○形→黄色△形]/床面への優先座席案内ステッカー貼付も同時
車体更新（2回目）等：2021.10 [高安]
－内装材変更
※2610系2627F[B更新施行済]からの仕様に準じた内装(カーテン材・壁面材・床材の交換等)
－スタンションポール追設 ※各座席間中央(優先席区画は黄色着色)
－消火器追設 ※1位寄り妻面の片窓を埋めて設置(埋設箇所は上り方より向かって左側)
配置・所属：大阪線・高安検車区（2021年4月1日現在）
●当該車両の主要装備機器(床下)
主制御装置(界磁チョッパ制御)・主抵抗器・台車(KD-88)
◆公式側車両側面
← 大阪上本町 (C#9201) 名張・伊勢中川・宇治山田 →
連結器…〔1位寄：三管式半永久連結器[CSE-80] (C#9201) 三管式半永久連結器[CSE-80]：2位寄〕
◆非公式側車両側面
← 宇治山田・伊勢中川・名張 (C#9201) 大阪上本町 →
連結器…〔2位寄：三管式半永久連結器[CSE-80] (C#9201) 三管式半永久連結器[CSE-80]：1位寄〕
◆車両変遷情報等
●車両変遷情報
竣工日：1983.03.07 [近畿車輛]
新製時配置・所属：京都線・西大寺検車区
外板塗装変更：1987.01 ※[マルーン単色→紅白2色]
外板裾帯省略：2000.01 [五位堂(検査入場時)] ※側面雨樋のマルーン塗装は以降省略
所属検車区変更：2000.03.15? ※[西大寺(1999.04.01)→東花園(2000.04.01)]
車体更新時期：2002.11 [高安]
－内装材変更 ※「シリーズ21」からの仕様に準じた内装
－側扉上に水切り追設 ※客用窓ガラスは併せて複層化
－転落防止幌取付 ※段違いタイプ
－車椅子等用スペース追設 ※座席撤去後の1位寄り端部(上り方より向かって右側)
編成向き転換：2007.01.05 ※中川短絡線を活用/方転回送後は五位堂入場
所属系統変更に伴う改造：2007.02 [五位堂]
※奈良線系統→大阪線系統/幌の取り外しや優先座席の位置変更など実施/五位堂出場は2007.02.01
所属検車区変更：2007.02.01 ※[東花園→高安]/大阪線では2007.02.03より運用開始
優先席区画増設等：2019.01 [五位堂(検査入場時)] ※1位寄り端部席を[一般席→優先席]化
－座席モケット色変更 ※[(一般・優先)：(赤・灰)→(白・橙)]
－吊手変更(優先座席前) ※[白色○形→黄色△形]/床面への優先座席案内ステッカー貼付も同時
CP変更：2020.06 [五位堂(入場時)] ※[HB-2000→HS-20]
車体更新（2回目）等：2021.10 [高安]
－内装材変更
※2610系2627F[B更新施行済]からの仕様に準じた内装(カーテン材・壁面材・床材の交換等)
－スタンションポール追設 ※各座席間中央(優先席区画は黄色着色)
配置・所属：大阪線・高安検車区（2021年4月1日現在）
●当該車両の主要装備機器(床下)
界磁制御装置(界磁チョッパ制御)・主抵抗器・電動空気圧縮機(CP)・台車(KD-88)
◆公式側車両側面
← 大阪上本町 (C#9202) 名張・伊勢中川・宇治山田 →
連結器…〔1位寄：三管式半永久連結器[CSE-80] (C#9202) 密着連結器[CSD-90/電連付]：2位寄〕
◆非公式側車両側面
← 宇治山田・伊勢中川・名張 (C#9202) 大阪上本町 →
連結器…〔2位寄：密着連結器[CSD-90/電連付] (C#9202) 三管式半永久連結器[CSE-80]：1位寄〕
5：編成ギャラリー・スライド(各側別)
※ギャラリーの画像は、クリックするとフルサイズで表示します(別ページ表示)。
※スライドは5秒毎で自動的に移行しますが、止めて見る事も可能です。
← 大阪上本町 (9201F) 名張・伊勢中川・宇治山田 →
1枚目：C#9301[Tc]、2枚目：C#9311[T]
3枚目：C#9201[M]、4枚目：C#9202[Mc]
← 宇治山田・伊勢中川・名張 (9201F) 大阪上本町 →
1枚目：C#9202[Mc]、2枚目：C#9201[M]
3枚目：C#9311[T]、4枚目：C#9301[Tc]
●文献
『私鉄車両編成表 87年版』－「改造車両一覧表」、ジェー・アール・アール、1987年9月1日発行
『SIDE-VIEW KINTETSU.2 サイドビュー近鉄.2』－「通勤車 奈良・京都線系 800～9200系－9200系」、レイルロード、2001年3月15日発行
飯島 巌・藤井信夫・井上広和、『【復刻版】私鉄の車両13 近畿日本鉄道Ⅱ 通勤車 他』－「車歴表 (その５) 」、ネコ・パブリッシング、2002年7月1日初版発行
「Ⅲ 資料編 民鉄車両1990年度新製 改造・廃車 Ⅱ-2 1990年度車両動向 （1）新造車(在来形式改造も含む)」『新車年鑑1991年版 鉄道ピクトリアル1991年10月臨時増刊号』、1991年10月10日発行、第41巻第10号 通巻550号、P243
「Ⅲ 車両データ－2002年度 (民鉄車両) 各車別新造・改造・廃車一覧」『鉄道車両年鑑2003年版 鉄道ピクトリアル2003年10月臨時増刊号』、2003年10月10日発行、第53巻第10号 通巻738号、P217
「Ⅲ 車両データ－2006年度 (民鉄車両) 各車別新造・改造・廃車一覧」『鉄道車両年鑑2007年版 鉄道ピクトリアル2007年10月臨時増刊号』、2007年10月10日発行、第57巻第10号 通巻795号、P232
「近鉄車両―主要機器のあゆみ―」「近畿日本鉄道 現有車両主要諸元表」「近畿日本鉄道 現有車両編成表」『〈特集〉近畿日本鉄道 鉄道ピクトリアル2018年12月臨時増刊号』、2018年12月10日発行、第68巻第12号 通巻954号、P196-208/P285-299/P304-309
「大手私鉄車両ファイル2021 車両配置表」『鉄道ファン2021年8月号付録』、2021年8月1日発行、第61巻第8号 通巻724号
〈購入可能な文献〉…2021.09.24時点
※[amazon.co.jp/楽天市場/Yahoo!ショッピング]で販売中の商品を掲載
※上記時点において、中古品含め、amazon.co.jpでのみ購入可能な商品(他は売切)は単独で掲載
※上記時点以降については、売切となっている可能性もあります
※非売・絶版やプレミア価格となっている文献の入手は、オークションや古本サイトをあたるのも手です
〈購入可能な文献〉終
●ソーシャルメディア
(i00zzzのブログ/2021-10-07投稿記事)
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