■資料概要
今回の【資料】では、近鉄1420系1421Fの車両側面について、その外観を簡単な車両変遷情報等と共に写真で紹介します。
同編成は、近鉄車両VVVF制御化の試作車として、1984年に登場した2連車です。系列名が1420となったのは1990年以降であり、それ以前は車両増備と番号重複の都合上、2回の系列・形式変更を行っています。
車体側面にあるVVVF制御車を示すシンボルマークは、同系のみ金属プレート製となっており、現在は、VVVF制御の一般車群で唯一シンボルマークを掲出する編成として活躍中です。
■資料詳細
第6資料目 目次
◆車両変遷情報等
◆公式側車両側面
◆非公式側車両側面
◆車両変遷情報等
◆公式側車両側面
◆非公式側車両側面
3:編成ギャラリー・スライド(各側別)
※ギャラリーの画像は、クリックするとフルサイズで表示します(別ページ表示)。
※スライドは5秒毎で自動的に移行しますが、止めて見る事も可能です。
◆公式側
◆非公式側
4:参考文献・情報
●文献
〈購入可能な文献〉
●ソーシャルメディア
5:リンク集
では、資料内容に移ります。
※このページ内における「公式側」は、車両に対して [1位 (車両側面) 2位] となっている側の事を指します。反対に「非公式側」は、車両に対して [2位 (車両側面) 1位] となっている側の事を指します。
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◆車両変遷情報等
●車両変遷情報
竣工年月日:1984.09.03 [近畿車輛] ※1250系ク1350形C#1351として竣工
新製時配置・所属:大阪線・高安検車区
外板塗装変更:1986.02 ※[マルーン単色→紅白2色] ※在来車ツートン塗装化の第1号
系列・形式変更時期 (1回目):1986.10 [五位堂]
※1250系ク1350形C#1351→1251系ク1351形C#1351
系列・形式・車番変更時期 (系列変更2回目):1990.08 [五位堂]
※1251系ク1351形C#1351→1420系ク1521形C#1521
外板裾帯省略:1999.08 [五位堂(検査入場時)] ※側面雨樋のマルーン塗装は以降省略
車体更新(1回目)等:2008.04 [高安]
-内装材変更 ※7020系からの仕様に準じた内装
-側扉上に水切り追設
-スリップ防止材追設
-転落防止幌取付 ※段違いタイプ
-車椅子等用スペース追設 ※座席撤去後の2位寄り端部(上り方より向かって右側)
正面貫通幌色変更:2012.04 ※[マルーン(鉄骨)→グレー(FRP)]
座席モケット色変更等:2024.02 [五位堂(入場時)] ※[(一般・優先):(赤・灰)→(白・橙)]
-優先席区画増加 ※1位寄り端部座席を[一般席→優先席]化
配置・所属:大阪線・高安検車区(2020年4月1日現在)
1回目の系列変更は、2020年現在、1422系1422F-1427Fとして活躍している2代目1250系1252F-1257F (初代1250系1251Fと同じく三菱製VVVF制御装置を採用するも、車体構造・材質や側面レイアウト等を変更) と区別するために実施している。 この変更後、1987年春時点における [現1420系・現1422系] の (車両系列/形式/編成) は、[ (1251系/モ1251形+ク1351形/1251F)・(1250系/モ1250形+ク1350形/1252F-1257F) ] である。その後、1233系列 (共通仕様車体に日立製VVVF制御装置の採用を基本とした形式車両群) の増備で車両番号に余裕がなくなってきた事を背景として、1990年夏から秋にかけて1251系および1250系(2代) で系列・形式・車番の変更を実施。赤白ツートン塗装で三菱製VVVF制御装置を採用する2両編成構成車の記号番号は1420代となり、以降、当該編成の (車両系列・形式・車番) は、(1420系モ1421形C#1421+同系ク1521形C#1521) で落ち着いている。
●当該車両の主要装備機器(床下)
補助電源装置(MG)・電動空気圧縮機(CP)・主抵抗器(発電制動用)・台車(KD-88A)
◆公式側車両側面
← 大阪上本町・近鉄名古屋 (C#1521) 伊勢中川・宇治山田 →
連結器…〔1位寄:密着連結器[CSD-90/電連付] (C#1521) 三管式半永久連結器[CSE-80]:2位寄〕
◆非公式側車両側面
← 宇治山田・伊勢中川 (C#1521) 近鉄名古屋・大阪上本町 →
連結器…〔2位寄:三管式半永久連結器[CSE-80] (C#1521) 密着連結器[CSD-90/電連付]:1位寄〕
◆車両変遷情報等
●車両変遷情報
竣工年月日:1984.09.03 [近畿車輛] ※1250系モ1250形C#1251として竣工
新製時配置:大阪線・高安検車区
外板塗装変更:1986.02 ※[マルーン単色→紅白2色] ※在来車ツートン塗装化の第1号
系列・形式変更時期 (1回目):1986.10 [五位堂]
※1250系モ1250形C#1251→1251系モ1251形C#1251
系列・形式・車番変更時期 (系列変更2回目):1990.08 [五位堂]
※1251系モ1251形C#1251→1420系モ1421形C#1421
外板裾帯省略:1999.08 [五位堂(検査入場時)] ※側面雨樋のマルーン塗装は以降省略
車体更新(1回目)等:2008.04 [高安]
-制御器更新
-内装材変更 ※7020系からの仕様に準じた内装
-転落防止幌取付 ※段違いタイプ
-側扉上に水切り追設
-スリップ防止材追設
-車椅子等用スペース追設 ※座席撤去後の1位寄り端部(上り方より向かって左側)
座席モケット色変更等:2024.02 [五位堂(入場時)] ※[(一般・優先):(赤・灰)→(白・橙)]
-優先席区画増加 ※1位寄り端部座席を[一般席→優先席]化
配置・所属:大阪線・高安検車区(2020年4月1日現在)
1回目の系列変更は、2020年現在、1422系1422F-1427Fとして活躍している2代目1250系1252F-1257F (初代1250系1251Fと同じく三菱製VVVF制御装置を採用するも、車体構造・材質や側面レイアウト等を変更) と区別するために実施している。 この変更後、1987年春時点における [現1420系・現1422系] の (車両系列/形式/編成) は、[ (1251系/モ1251形+ク1351形/1251F)・(1250系/モ1250形+ク1350形/1252F-1257F) ] である。その後、1233系列 (共通仕様車体に日立製VVVF制御装置の採用を基本とした形式車両群) の増備で車両番号に余裕がなくなってきた事を背景として、1990年夏から秋にかけて1251系および1250系(2代) で系列・形式・車番の変更を実施。赤白ツートン塗装で三菱製VVVF制御装置を採用する2両編成構成車の記号番号は1420代となり、以降、当該編成の (車両系列・形式・車番) は、(1420系モ1421形C#1421+同系ク1521形C#1521) で落ち着いている。
●当該車両の主要装備機器(床下)
主制御装置(VVVFインバータ制御)・主抵抗器(発電制動用)・台車(KD-88B)
◆公式側車両側面
← 大阪上本町・近鉄名古屋 (C#1421) 伊勢中川・宇治山田 →
連結器…〔1位寄:三管式半永久連結器[CSE-80] (C#1421) 密着連結器[CSD-90/電連付]:2位寄〕
◆非公式側車両側面
← 宇治山田・伊勢中川 (C#1421) 近鉄名古屋・大阪上本町 →
連結器…〔2位寄:密着連結器[CSD-90/電連付] (C#1421) 三管式半永久連結器[CSE-80]:1位寄〕
3:編成ギャラリー・スライド(各側別)
※ギャラリーの画像は、クリックするとフルサイズで表示します(別ページ表示)。
※スライドは5秒毎で自動的に移行しますが、止めて見る事も可能です。
← 大阪上本町・近鉄名古屋 (1421F) 伊勢中川・宇治山田 →
1枚目:C#1521[Tc]、2枚目:C#1421[Mc]
← 宇治山田・伊勢中川 (1421F) 近鉄名古屋・大阪上本町 →
1枚目:C#1421[Mc]、2枚目:C#1521[Tc]
●文献
『私鉄車両編成表 86年版』-「改造車両一覧表」、ジェー・アール・アール、1986年8月1日発行
「Ⅲ資料編 民鉄車両新造車竣工月日表」『新車年鑑1985年版 鉄道ピクトリアル1985年5月臨時増刊号』、1985年5月10日発行、第35巻第5号 通巻448号、P145
「Ⅲ資料編 民鉄車両新造車竣工月日表」『新車年鑑1987年版 鉄道ピクトリアル1987年5月臨時増刊号』、1987年5月10日発行、第37巻第5号 通巻480号、P210
「Ⅲ資料編 民鉄車両1990年度新製・改造・廃車」『新車年鑑1991年版 鉄道ピクトリアル1991年10月臨時増刊号』、1991年10月10日発行、第41巻第10号 通巻550号、P248
「Ⅲ車両データ-2008年度(民鉄車両) 各社別新造・改造・廃車一覧」 『鉄道車両年鑑2009年版 鉄道ピクトリアル2009年10月臨時増刊号』、2009年10月10日発行、第59巻第10号 通巻825号、P225
「近鉄車両―主要機器のあゆみ―」「近畿日本鉄道 現有車両主要諸元表」「近畿日本鉄道 現有車両編成表」『〈特集〉近畿日本鉄道 鉄道ピクトリアル2018年12月臨時増刊号』、2018年12月10日発行、第68巻第12号 通巻954号、P196-208/P285-299/P304-309
「大手私鉄車両ファイル2020 車両配置表」『鉄道ファン2020年8月号 付録』、2020年8月1日発行、第60巻第8号 通巻712号
〈購入可能な文献〉…2020.10.14時点
※[amazon.co.jp/楽天市場/Yahoo!ショッピング]で販売中の商品を掲載
※上記時点において、中古品含め、amazon.co.jpでのみ購入可能な商品(他は売切)は単独で掲載
※上記時点以降については、売切となっている可能性もあります
※非売・絶版やプレミア価格となっている文献の入手は、オークションや古本サイトをあたるのも手です
〈購入可能な文献〉終
●ソーシャルメディア
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