こんばんは
今回の〔雑記〕は表題の通りです。
最近は「新スナックカー」の引退と併せて新たに「あおぞらⅡ」として竣工した車両の話題も色々と出ていますが、近年「あおぞらⅡ」として活躍していた4編成の方は、この1ヵ月少しの間に全て引退となりました。団体運用に入る15200系は、現状だと2両編成2本の陣容で4両編成が不在の状況となっています。
一方、先日には15200系4連が登場するまでの穴埋め的な存在が登場しました。この代走編成の種車となったのは、2月12日(~7714レ)を以て定期特急列車の運用から退いた12200系12249Fです。その見た目は、正面を除けば、外装・内装共に特急運用時の姿とほぼ同じであるように思います。こちらは、昨日2月26日(金)に運転された天理発着の団体貸切列車(=6702レ→7405レ/以下、天理臨と呼称)にも早速充当されており、私も記録へ赴きました。
今回は、この時に運転された天理臨の撮影記的な内容を、他の15200系の話題も交えながら適当に書いてみようと思います。
■ 第4〔雑記〕
撮影記的な内容へ入る前に、これまで15200系「あおぞらⅡ」として活躍していた車両の動きについて軽く触れておきます。先述した通り、近年15200系として稼働していた4本は、「あおぞら」塗装復刻車を含め2月下旬を以て全編成が引退しました(以下、15203F-15206Fの総称を『従前「あおぞらⅡ」』と呼称)。
従前「あおぞらⅡ」の各編成が最後に運用入りしたのは、15206Fが12月下旬・他3本が1月下旬で、その後15204Fから順に解体準備のため高安検修場へと回送されています。一番最後に回送されたのは15206Fで、こちらはつい2日前(=2021.02.25)の出来事でした。
先に回送された編成の一部は、部品取りが済み次第、解体を行う工場まで搬出されており、この〔雑記〕を書いている時点だと2両編成車の15203Fおよび15204Fだった2本分が高安検修場を出ました。共にA更新止まりの元12200系で、これらの車両の引退を以て同タイプの車両は近鉄から消滅しています。布の網棚・トイレの明かり窓・前頭部の車販準備室跡など、内外装で見られた幾らかの要素も消えてしまいました。
ちなみに、12200系の同タイプ車が続々と廃車されていた2010年代前半までは、車体の解体作業も高安北車庫内で完結していましたが、現在は解体業者の工場で作業を行う事にしているようで、最期は陸路輸送が行われます。車体の移送は、今までの様子を見る限り、新車搬入と同じく1日あたり2両を上限に行われているようです。
高安に残存している従前「あおぞらⅡ」は、26日時点だと4両編成車の15205Fと15206Fの2本ですが、前者の方は既に部品取りが本格化しており、間もなく先行2本の後を追う事となるように思います。後者に関しては、高安へ回送されてきた直後であり、解体に向けた作業もまだ本格化していない模様。ただ、こちらの部品取り開始も時間の問題かなと思います。
一方、従前「あおぞらⅡ」が運用から外れる中、代替となる車両も一部竣工しており、2両編成車に関しては、中間車を抜いて編成短縮を行った12200系12240Fおよび12250Fがそれぞれ15200系15207Fおよび15208Fへと変更されています。4両編成車に関しては、新しい竣工車も出ないままでしたが、こちらは12200系の定期列車運用が終了して間もなく動きがありました。
私は一連の動きを見れなかったのですが、流れとしては [2月12日(金)運行の名伊7714レを以て定期特急運用から離脱した12200系12249Fが2月16日(火)に五位堂検修車庫へ入場し、そこで正面の特急標示を撤去、当該箇所を「あおぞらⅡ」標示へ変更した上で20日(土)に出場] という様子だった模様。引用したTwitterの画像からも分かる通り、入場前後における目立った見栄え変化は正面の標示ぐらいで、他は旧特急色の外装そのままとなっています。
ちなみに、定期列車の運用から外れた後の12249Fに関しては、離脱翌日に富吉車庫から白塚車庫へ回送されて留置状態となっていました。五位堂入場前後もここを発着地点としており、20日(土)に出場した後の滞在地も白塚車庫です。
同編成についての詳細は不明ですが、考え方としては、後に15200系化する事を見越して先行的に「あおぞらⅡ」の標示を行ったとするのが有力であるように思います。
一方で、「あおぞらⅡ」の特徴である外板塗装への変更を行う事なく簡易な改装のみで出場した点は、急ぎで車両を用意しなければならない状況にあった事を伺わせます。結果的には、25日(木)に15206Fが高安へと回送され、翌26日(金)には12249Fが天理臨へ充当される様相となりました。
2月中旬時点では既に15205Fが引退している状況にあったので、代替編成が登場する事は個人的にも予想していましたが、その車両が旧特急色のまま「あおぞらⅡ」標示で出て来たと初聞きした時は驚きました。普段から「あおぞらⅡ」車両を認識出来る人からすれば、急ぎで拵えた感じは否めない車両だと思います。
この急ぎの理由については、人によって考える事は色々あったと思いますが、天理臨の充当に関連している可能性の考慮に至った人は少なからずいたのではないでしょうか。私は、1月に続き2月の天理臨も撮りに行く事が出来る予定で空けていたので、充当編成の陣容を少し楽しみにしていたのですが、結果、団体貸切列車には12249F(=6702レ→7405レ)および15208F(=7505レ)が充当となりました。
前者に関しては、現行姿のまま今後どのくらい活躍するか分からないので、この日は12249Fの車両観察を第1目的として午前の列車をメインに記録する事にしました。
と言っても当日は朝から1日中雨の予報で、実際この日の朝は雨が降っていたので、記録は手軽な駅撮りです。天理臨充当後、西大寺入庫前の引き上げで一端やって来る高の原で撮る事にしました。
改装後の12249Fをまじまじと見たのはこの時が初めてでしたが、パッと見せずとも正面の「あおぞらⅡ」標示以外は旧塗装の特急車そのままという印象です。塗装も車番も内装も特に変わりない様子でした。類別がしにくい車両だとは思いますが、現時点では「あおぞらⅡ」代走仕様の12200系という理解で良いのではないかと思います。
側面の行先案内表示機に関しては、見た感じ、こちらもそのままでした。12200系が貸切運用に就く際は、(表示仕掛けと幕が交換された12253F&12254Fを除いて[貸切]の表示幕が用意されていない都合上) 前面・側面の幕は共に無表示がセオリーとされていましたが、今回の団体貸切運用時もその状態です。今後、15200系化されるのであれば、ロールを用いた表示仕掛けも撤去される事が予想されます。今回わざわざ残されたのは、撤去作業や代替標示品の確保に何かしら時間の都合が絡んだ故なのでしょうかね。
天理から平端・西大寺を通って高の原までやって来た12249Fは、先ず3番線へ入線。到着後まもなく、京都側にある引き上げ線へ進入していきました。
引き上げ線では一程度の時間停車するので、しばらくは京都線を走る面々との顔合わせが見られます。この間、1番線・2番線に入る様々な車両との並びを記録する事が出来ました。引き上げ後、早々に前照灯を点けてくれた運転士に感謝です。
折り返し時刻が迫ると、引き上げ線から出て2番線へ入線。ここで下り列車の待避も兼ねて数分停車した後、西大寺車庫まで回送されました。
ちなみに、下り側の先頭車が前パンとなっている事からも分かる通り、今回の12249Fは特急形車両が通常時に京都線を走る方向とは逆の向きで運用されていました。一方、号車設定はそのままなので、26日の天理臨ではモ12200形が1号車として走行しています。近年は12200系が通常と逆向きで貸切運用に入る事もめっきりなので、観察とは別に前パン側の先頭車が1号車札を挿した姿を記録する事もこの日の大きな目的でした。沿線で横から前頭部を流し撮る事も考えたのですが、雨だったので手軽に済ませています(笑)
従前「あおぞらⅡ」の代替が一気に行われた一方、突如として登場した旧特急色の「あおぞらⅡ」ですが、この形態が一過性なのか通常姿として定着するのかは気になる所ですね。個人的にはこの色で残しても良いんじゃないと思うものの、一方で紛らわしさや統一感を考えるとやっぱり「あおぞらⅡ」塗装にした方が良いかもと思ったりもします。
何にしても、今の姿は改装途中で暫定的に仕上げた感じが強いですし、しばらくしない内に別の姿へ変わる可能性もあるかもしれません。引き続き旧特急色のまま「あおぞらⅡ」標示で走行する機会があるのであれば、過渡期の姿として出来るだけ記録しておきたいと思えます。
今回の〔雑記〕は以上です。
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